「泣き虫、与六」

今年から始まったNHK大河ドラマ天地人」の主役、直江兼継の幼少時代を演じた子役、第二回の途中から妻夫木くんに代わってしまいましたが、とても上手でした。第一回の放送では、5歳にして小姓として召し上げられることになり、親と別れるシーンには泣かされてしまいました。どんな名優も子役と動物には勝てないといわれるのも分ります。

今までお目にかかったことがないと思っていたら、今日この子役の名前がわかりました。芸歴7年、7歳の加藤清史郎くん。今回たった二回でこんな強烈な印象を与える天才子役の加藤くん。小学1年生にしては小柄な、5歳といっても通るくらいの体格の、かわいい男の子。目標は、桜井翔くん、頭がいいから、と。今から少年期、青年期とその成長が楽しみです。

大河ドラマといえば、来年はいよいよ坂本龍馬です。龍馬役には福山雅治が決っています。歌手としても演技者としても私には未知数の俳優さん。今回はオリジナル脚本の「龍馬伝」とか。司馬遼太郎の「竜馬がゆく」はすでにドラマ化されたそうですが、見逃しています。私が司馬さんの小説にはまったのは「竜馬がゆく」放送のたぶん直後、今から30数年前でした。

さて、来年の大河ドラマの脚本担当は、去年、木村拓也が政治家・総理大臣を演じた月9ドラマ(フジテレビ月曜9時からのドラマでコンスタントに視聴率が良いそう)の「チェンジ」を書いた福田靖だというので、楽しめるかな〜とちょっと不安でした。評判だった総理の辞任演説は私には一寸恥ずかしくて正視できなかったので。ところが昨年のNHKの土曜ドラマ「フルスイング」も同じ脚本家だったことを知りました。このドラマは年末に再々放送で一挙放映があり結局最終回はまた見てしまうことになりました。高橋克美は最高の演技でしたし、実話をもとにしたストーリーの構成もとても素敵でした。これで来年は楽しみになりました。