本格的プロヴァンス料理を求めて・・・(10日・水曜日) <6日目夜>

今日は、男性陣が美味しいプロヴァンス料理のお店をホテル受付の男性(日替わり当番制のよう)から3軒聞き出して、下調べも済んでいる様子。7時にホテルを出て見当をつけたサン・ピエール教会の裏手のお店へブラブラと。若い男性が数人外で食事中。店の中には女性も。一人の男性が7時半からと言う。従業員が腹ごしらえをしていた様子。私たちの他にも遠巻きに様子をうかがっている人たちも。これはイケルかも。

風が出てきましたが、外で戴くことに。今回も一品づつ頼んで4人で分ける、美味しければ追加注文するというやり方で。
まずフランスでは邪道だというビールに、ハウスワイン。女性は水。サラダにお勧めスープ、海老のプロヴァンス風と男性は牛、女性はラムのメインを。どれも本当に美味しかった〜、

エズのコース料理は勿論、美味しかったけど、あれは当然、お値段相応。グリマルディのランチもおいしかったけどプロヴァンスとは言えないフランス料理風。昨夜の夕食もおいしかったけどイタリアン。ニース風のお野菜はもうひとつ。
やっと出会えました、お値段以上の郷土料理に!
まず、スープ、何のスープか訊き忘れましたが、みんな一気に器が空っぽに。温かくて浸み込むように胃の中に。エビが新鮮、プリプリの上に味付けがイイ感じ。緑色のソースがかかっていました。ジェノベーゼだったかも。陶器の器に入っていたラム肉が柔らかくてこれも絶品。サラダは盛りだくさん。生ハムからレタス、ズッキーニ、トマト、紫キャベツ、ナスなど、どれも美味しく、ラムかエビについてきた小さなサラダが少し余るほどの量。お腹いっぱいになってデザートにティラミスと、女性スタッフが温かい飲み物の「バルバン」を勧めるので、それを頼む。グリーンのツヤのあるかわいいポットにリプトンのティーバックを挟んで出してくれた。
          
あまりの可愛さに、このティーポット、手に入らないかしら?、同じものを探すのは至難の業、まず不可能。ダメ元で頼んでやると夫が。厚かましいのを承知で分けてもらえるか訊いてみることに。金髪、赤いブラウス、黒いスカートの女性に夫が訊いてみると「ダメ」という。店の主人に聞いてもらえないかともう一度お願いすると、「私がマネジャー。これは私のコレクション」とツンとお澄ましの表情を変えることなく宣言。なるほど、彼女がお店を仕切っているんだ。これで、私たちのテーブル掛りのジーンズの女性がパンを持ってこなかったのを、「又やってる〜」という感じで、お澄ましさんがパン篭を届けにきた訳がわかりました。ジーンズのキュートな彼女お薦めの「バルバン(Verbena=verveine)」はカモミールティーのような味がしてスッキリと暖かく食後にピッタリの飲み物でした。2時間の食事終了。満足〜]
しばらく教会の周りを歩いて帰ることに。
              Fさんと空を見て二人で同時に、「ゴッホの空!」
時間を見ると10時。9時半にはまだ明るかった空が30分で、群青色、あのゴッホの夜の空の色です!
二人で、ウソではなかったのね〜、本当にあんな色に空がなるんだ〜と感激しました。