NHK「日本の、これから」を見て

終戦記念日の朝、6時に、NHKのニュースをとテレビをつけたら、金沢の主婦の方が「はだしのゲン」の英訳を完成させた
という話をやっていました。9年掛かりで完成させ、やっと、今年10月にはアメリカで出版されるそうです。
火垂るの墓」と「はだしのゲン」は、確かにあの戦争中と戦後を日本の子供がどんなふうに死に、
どんなふうに生き延びたか、が良く伝わる作品ですね。

ところで、昨夜は、NHKの討論番組「日本の、これから」に、時々覗いているブログの「お玉さん」が出ると書いてあったので
ミーハーな興味で見てみよう、と楽しみに?していました。
新聞によりますと、かなり際どい核問題のようです。「主婦」の肩書で、とあったので、探してみると二人だけ。
一人は「米軍人の妻」と胸の名札に書いてあるので、もう一人のKさんだとわかりました。
ブログの内容だけで年齢も不明だったのが、こうやってテレビを通して実際の人物を見て意見を聞く機会なんて、そうないことです。
      

 核兵器が保つ平和…核の傘は必要か?
 ”非核三原則”堅持すべきか、見直しか?
 ”日本が核保有?…米議会こんな議論も
 北朝鮮核開発・どう対応? 対話か圧力か
 ”核兵器なき世界” オバマ大統領の演説で世界が動き始めた
 戦後日本のジレンマ 唯一の被爆国として…非核の誓いと安全保障

以上番組欄から写してみましたが、これだけでも週刊誌的な興味本位のアブナサが一寸臭いますが・・・
実際にご覧になった方はいかがでしたか? 結構、アブナカッタですね〜
真中に座っていた星野智子さんの戸惑い気味な感じが、私には一番近く感じました。

大学生の女性が「核抑止力を持つために日本も核武装すべきで、世界の平和はあらゆる国が核を持った時だ」と言ったのには、ここまで?と驚きを通り越して、悲しかったです。
こういう発言があったからか、軍事評論家の志方さんがしきりに発言の前に「戦争はしないのが良いのは当然、
核兵器は無くすのが一番」と言っていましたが、核武装すべきという方たちの中には、
それが前提とは思っていない方たちもいたようなので、議論がかみ合わなかったと思います。


日本の核武装周辺諸国アメリカへの影響と経済的な面からもコスト高でメリットがないという大学教授の意見は説得力がありました。

核を持たなければ国を守れない、核武装しなければ日本は自立したことにならないというのも、どうかなと思います。

番組が独自に行った調査の結果、非核三原則を堅持すべきが75%、核の問題を議論すべきが73%というのに一番安心しました。

核爆弾の数はアメリカが9800発、ロシアが1万3000発、で世界の9割以上。作りすぎて困っている状況なんですね。
地球上の生物を何度も絶滅させるほどの核爆弾を抱えてしまって、まだこれ以上、日本も加わる・・・?

NGOの若い男性のまず「非核地帯を」という発言が、現実的かな〜と思ったり。

核武装論」は危ないですが、議論することをタブーにしてはいけないので、賛成反対の比率を現状に合わせて
大いに話し合うことは続けてほしいです。  
この日は久し振りに午後から滝まで歩いてきました。子ども連れで川遊びを楽しんでいる人たちがいて微笑ましかったです。