2020年広島平和オリンピック!

一週間、本当に目まぐるしいほどのあれやこれや・・・
台風の被害は大丈夫でしたか? 我が家は北側、玄関脇の窓辺のツルバラがラティスごと倒れて、部屋の中から傘の柄で起こして、モッコウバラのツルの太いのは思い切って短くして、とこの作業だけで1時間。この程度で済んで良かったです。
            (今年もフジバカマに蝶がやってきました!)


コペンハーゲンで決まった2016年のオリンピック開催地は南米初のリオデジャネイロ。東京は残念でしたが、ちょっと無理があったかも。二度目だし、北京が去年あったとこだし。その上で是が非でも東京というのがエコだけでは・・・? 石原都知事の個人的思い入れだけでは…無理だったかな〜

昨日はノーベル平和賞で大騒ぎでした。就任9か月でアメリカのオバマ大統領に。新聞で読むと、選んだノルウェーの選考理由も受賞するオバマ大統領のコメントも納得でした。(賞金の1億2800万円は全額慈善目的で寄付とか。ノーベル賞スウェーデンなのに?と思ったら、平和賞の選考は隣国ノルウェーに丸投げしてお任せ、それが「平和」の基とか。ちょっといい話ですね。)
街ゆく日本人、世界の人も、「何にもしてないじゃない」という人たちが。でも、過去に日本人の故佐藤栄作元首相が受賞。私は未だに受賞理由が思い出せません。それと比較すれば、今回の理由は明確。ブッシュに代わるオバマです。
日本の一都市の広島・長崎が毎年のように核廃絶を訴えても、世界の反応も手ごたえもありませんが、原爆を落とした国の大統領がその「道義的責任」を認めて世界に核拡散防止を訴えることのこの大きさ!
アメリカ国内でもこの道筋を進むよう支持しプレッシャーを与えるという点で良い選択!です。

今朝のニュースで知ったのですが、ルース駐日米大使が4日に広島の原爆記念館を訪れたそうです。画面にルース氏に似た面長の高齢のご婦人とその孫くらいの少年が見えました。ルース氏の「親子三代で訪れて」という言葉に母親と息子だと判りました。11月のオバマ大統領の来日時には広島訪問は無いということですので、その代り?なのか、あるいはルース氏の個人的な訪問なのか…でも、いいことです。


さて、本題のオリンピックです。「日経」一面、真ん中の囲み記事。「20年五輪に広島名乗り」とあります。
広島市が同じ被爆都市の長崎市と連携し、2020年夏季五輪の招致に向け検討を始めたことがわかった。11日、両市長が広島市内で発表する。」
社会面の関連記事によりますと、秋葉広島市長は1999年の就任以来、「平和市長会議」の会長として2020年までの核廃絶実現を掲げて精力的に活動。この加盟都市数は内外含めて今年8月で3000を超えている。」
オリンピックについては3選を果たした2007年6月の市議会で「オリンピックが過度な商業主義から脱却し、本来の「平和の祭典」として再生した暁には、招致したい」と述べたそうです。昨年9月の市広報紙のコラムでも夢と断った上で、核廃絶実現の「お祝いの会」として、長崎との五輪共同開催を提案。今年9月のメキシコでの国際会議でも「核のない世界を祝うために広島、長崎で20年五輪を」と発言していた。
秋葉市長はあくまで「2020年までに核廃絶」を目標とした五輪ということで、ノーベル平和賞が同じく核廃絶を訴えたオバマ大統領に決まったのは嬉しい偶然! 10日は北京で日中韓首脳会談があり、鳩山首相が唱える東アジア共同体構想を「長期的な目標」とすることで合意しました。
アメリカのオバマ以前、日本の政権交代以前とは、明らかに異なる動きが生まれています。世界が少し理性をとりもどしつつあるのでしょうか。
             (蝶は「渡り」をするアサギマダラ)