隔月第2水曜日、ワン・コイン・シネマの日です。正式には「みのおCoin de Cinema」
今回は原題「FOR WHOM THE BELL TOLLS」の「誰がために鐘は鳴る」。
有名な映画なのに最初から最後まで通して観たことがありません。どうしても今回見たくて
モンキー・ヒルのお茶会を途中で出させて頂いて駆けつけました。観て良かった〜!!
こんな映画だったのですね〜!
2時間の予定で出かけたんですが、終わったら2時間半以上!
それでも息をもつかせぬスリルとサスペンスとラブロマンス。
活劇であり戦争もの、追跡劇であり逃亡劇、心理劇でもあり、初恋物語でもあり、とまあ贅沢な映画!
二人だけの恋愛ものかと思えばゲリラ組織の群像劇でもあり・・・とひとくくりでは済まない多面体!
裏切り者なのか味方なのか、最後まで分からないパブロの存在も効いていました
それに、イングリット・バーグマンの輝く美しさだけでも見ごたえ十分!
橋の爆破に成功して目出度しメデタシ!を期待していたのに・・・
最後のロバート(ゲイリー・クーパー)の愛の言葉は素敵でした〜
それまで一方的にマリアからの告白だけでしたので、
「あなたの中に私は生きる」「私であるあなた」は最高の愛の言葉でした!
終わって行列のできた女子トイレ、涙を拭いておられる方が何人も。
1943年の作品。136分。製作・監督はサム・ウッド、原作はアーネスト・ヘミングウェイ、音楽はヴィクター・ヤング。
時代は内乱下のスペイン、アメリカの大学教授ロバート・ジョーダンが人民戦線に身を投じて右翼のフランコに対するゲリラ活動を行っていた。彼に与えられた新任務は山間の峡谷の鉄橋爆破。期限は3日後の未明と定められた。ジプシーのゲリラに協力を求めたロバートは、市長の娘で、右翼に辱めを受けてゲリラ(特に男勝りなピラー)に救われたマリアに出会い、二人は激しく惹かれ合い恋に落ちる・・・。同志の中の不審な動き、計画を察知したと思われる敵軍の偵察、ロベルトは作戦中止の書面を連絡員に託するが、時すでに遅く・・・ (チラシより)