初映画「のだめカンタービレ」

晦日に切花にしたバラが静かに開いています 
2日、今日も良いお天気、お昼ごろ夫が映画行こうか〜と言い出して、1時には間に合わず、3時50分開演に。
歩いて20分ほどで行ける映画館は本当にありがたい。暮れに一人で行こうか、なんて思っていたのを諦めてよかった。
まさか??でしたが夫の方から言い出すとは? 子供から若い人たち、私たちくらいの夫婦とかなりの人出。
パリとウイーンを舞台に、NHK恒例の衛星中継、ウイーンフィルのニューイヤーコンサートの舞台にもなっているウィーン学友協会のホールや、ウイーンの町の音楽家たちの彫像やパリのエッフェル塔シテ島からの眺め・・・と一寸した観光映画とクラシック音楽のいいとこ取りの映画でお正月映画としても良かった。内容はパリのコンセルヴァトワールでピアノ修行中の野田恵(のだめ)が千秋真一の才能に打ちのめされて再起不能かという一寸シリアスな終わり方なんですが、とにかく原作はマンガ。評判だったテレビの連続ドラマでも演出はマンガを忠実に映像化というコンセプトだったし、二人(上野樹里玉木宏)もいかに原作通り?演じるかに努力している様子なので、面白おかしくは当然なんですが、音楽は本当にマトモ、真剣、誠実なのでクラシック入門の役割も充分。
「最終楽章」の「前編」で、今回は玉木くんが常任指揮者になった駄目オーケストラをマトモなオケに再生させていくストーリーでチャイコフスキーの「序曲1812年」のオケの演奏やバッハのチェンバロ協奏曲を玉木くんのピアノの弾き振りで演奏などとオーケストラ中心。その中では、「のだめ」ちゃんのモーツアルトトルコ行進曲の演奏が聴き応えがありました。4月17日公開予定の「後編」は「のだめ」が中心のストーリーになりそうなので、ピアノ曲が沢山聴けそう。今から楽しみです。予告編ではショパンのピアノ協奏曲1番を演奏していました!
さて、2日は土曜日、暮れに3人揃わなくて「坂の上の雲」の5回、昨年度最終回を録画したままでしたので、明日の「龍馬伝」が始まる前に見てしまおうと夜も10時になって見始めることに。ところが福山雅治龍馬伝の収録風景を「プロフェッショナル・仕事の流儀」で特番(なんかズルイ〜って感じの番組?)、これが終わってからなので私は眠い、眠い。だからか「坂の上の」方もゆっくり、贅沢な感じの内容でした? 次回は2010年の12月。
昨年の「文藝春秋12月号」で読んだ司馬さんの「日本人の二十世紀」に書かれていた
「明治のリアリズム」がこのドラマを見るヒントのように思います。