サンルームのグリーンたち


今日は日米安保改定50年だそうです。あの60年安保(日米安全保障条約)の署名が50年前の今日だったということです。
当時私は高校1年生。電車で通っていた高校でも授業中に学級討論があったり、大阪大学の学生たちが学校の近くの遊園地のすべり台の上に立って、アジ演説(アジテーション=扇動)をやっていました。今はカナダにいる友人と下校の途中、ビラにでも誘われたか、二人で一緒に遠巻きにして聞いた覚えがあります。「く、から、く、かり、し、き、かる、けれ・・・こんなことをやっている場合ではなぁ〜い!」と叫んでいたのが、当時、古文の活用を習っていた頃だったので「面白いな〜」と。
あの当時はこんなジョークも流行っていました。「国会をはだしで歩いている人はだ〜れ?」。答えは岸信介首相、「歯だし」だから。というほどに政権担当者の評判はよろしくなかった。テレビで報道されるデモの様子。警防でところ構わず叩きのめされる無防備の学生たち。樺美智子さんというデモの犠牲者もでました。それは恐ろしい光景でした。こんなに反対している人たちがいるのに何て横暴な・・・という気持ちでした。10年後の70年安保、学生運動は自滅(させられ?)、世の風潮も様変わり、経済最優先の日本に(安保のお陰で?)。 私自身も前年結婚、共働きに、出産、子育て、夫の実家で同居、専業主婦、夫の転職、引越し・・・と生活するのに懸命の時期を過ごして・・・
そして、あれから50年。今日、出される共同声明と日米両トップの談話を注目したいと思っています。

さて、今朝のコーヒータイムでも母が、民主党の中から小沢批判が出ないのがおかしい、と讀賣論調での?批判が始まりました。私は、小沢さんは身を引くと思うよ。あの人は選挙が一番だからと。母は「そうやろか? 国会休んで、福井へ行ったり。」「選挙の為でしょ。選挙で勝つことが一番だから、支持率が悪くなって選挙にマイナスだと思えば身を引くでしょう。」 ところで支持率の発表そのものが「政治的」であることにも世論は気付いているだろうか? 小沢さんが民主党で力を失うことがあれば、政界再編があるかも・・・しばらく、珈琲のおともは政治?かも。