昨日の夕刊、見逃せないニュースをもう一度!

昨日(24日)の夕刊。日経と讀賣。勿論女子フィギュアの結果がお目当てで写真を取ろうとしたら、
どれも大事な見出しが入ってしまいます。
日経夕刊から「証明書偽造 村木元局長の指示否定 郵便不正・地裁公判 元係長「独断で実行」
< 障害者団体向け郵便料金割引制度の悪用事件で、虚偽有印公文書作成などの罪に問われた元厚生労働省局長、村木厚子被告の公判が24日、大阪地裁であり、検察側が主張する村木被告の指示を否定した。>
検察側が「決裁なんか要らないので、すぐに作ってください」と村木被告が指示したといっていたのは、やはり創作?だった。
この記事の下、キムヨナの隣に「八ツ場ダム 受注企業、4900万円献金 自民議員らの政治団体に」
民主党中島正純衆院議員は24日午前の衆院国土交通委員会で、八ツ場ダム(群馬県)事業の受注企業が2006〜8年の3年間に、自民党の国会議員らが代表を務める政治団体に総額4925万円を献金していたとの調査結果を明らかにした。01〜08年度のダム事業に関連する100万円以上の工事で、献金企業による落札率が264件中180件で95%以上だったことも指摘した。> 前原誠司国交相は「談合が行われていると疑われるような状況だ」と答弁したとか。
  (←24日の讀賣夕刊)
真央さんの写真横の見出しトヨタ公聴会 リコール対応 現地判断に 豊田社長 信頼回復策 表明へ」
昨日は全米注目の公聴会でした。今月初め、中国出張で2,3日出かけた夫も、あちらで同僚のドイツ人からも中国人からも、「トヨタはどうした?」「日本はどうなっているんだ?」と質問攻めだった、日本の製造業の信頼丸つぶれと嘆いています。
バンクバー五輪と地つづきの北米で、トヨタ(日本)の信頼回復の為、「正々堂々、誠心誠意」を英語に翻訳して(=相手に通じるように)、ピンチはチャンス、頑張ってほしいです!!

その下、1票の格差「違憲状態」 東京高裁 衆院選無効は棄却>
1票の格差が最大2.30倍に達した昨年8月の衆院選小選挙区について、議員数が人口に比例して配分されておらず、選挙権の平等を保障した憲法に反すると東京都と神奈川の弁護士10人が東京、神奈川の選挙管理委員会に選挙の無効(やり直し)を求めた訴訟の判決が、24日、東京高裁であった。「格差は憲法が求める選挙権の平等に反する程度に至っていたが、選挙までに是正しなかったことを違憲と断定することはできない」と請求を棄却。原告は上告の方針。昨年12月に大阪高裁、今年1月に広島高裁でいずれも違憲判決がでており、判断が分かれる形に> 最高裁までいくということです。

最後に、讀賣のみにあった記事。日米2密約 存在認定へ、 有識者委 半島有事と沖縄の核」
 
<日米間の核持込などに関する「密約」を検証している外務省の有識者委員会は、来月取りまとめる報告書で、四つの「密約」のうち二つの存在を認定する方向になった。1つは、1960年の日米安全保障条約改定時にまとめた朝鮮半島有事の際の米軍の戦闘作戦行動。2つ目は、72年沖縄返還時に交わされた有事の際の核持込。については調査で、当時の藤山愛一郎外相とマッカーサー駐日米大使が、半島有事の際、在日米軍は日本の施設などを自由に使用できるなどとした「例外的措置」に関する協議の議事録が見つかった。を巡っては、当時の佐藤栄作首相とニクソン米大統領が署名した「合意議事録」を昨年12月、佐藤首相の遺族が公表。有識者委はこれらの発見を踏まえて「密約が存在した」と判断する方向だ。>
の「60年の日米安保条約改定時の核持込に関する密約」は、日米間の合意文書がみつかっておらず、当時の日本政府に密約を結んだ認識はなかったと結論づける見通し。沖縄返還補償費の肩代わりに関する密約」は、日本では明確な合意文書が見つかっていないが、米側文書や関係者の証言があるため、精査している。

66年、本州に核持ち込み」元米大使補佐官証言> 興味深い内容ですので引用します。

米軍が1966年、日米安保保障条約に違反して、返還前の沖縄にあった核兵器を日本政府に無断で本州に移したことがあったと、ライシャワー元駐日大使の特別補佐官(63年〜65年)を務めたジョージ・パッカード米日財団理事長が米誌への寄稿で証言した。
外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」最新号に掲載された。パッカード氏は、60年の日米安全保障条約改定の際、米軍による核兵器持ち込みなどが両国の事前協議の対象となったにもかかわらず、「66年、米軍は核兵器を沖縄から本州に秘密裏に移動し、60年合意に対する破廉恥な違反を行った」と証言している。具体的な移動先や核兵器の種類などへの言及は避けた。
さらに、「沖縄が72年に返還されるまで、米軍は度々、日本政府と米国務省の要請をはねつけ、自由に行動していた」と指摘、同様の核持込が頻々と行われていた可能性を示唆している。
一方、外務省の有識者委員会が調査している核持ち込みを巡る「密約」に関しては「60年以来、核を搭載した艦船や飛行機が港、空港に寄ることを可能にする密約が結ばれた」としている。(ワシントン=小川聡

日米関係が、安保条約の下、実際はどういう関係だったのか、注目の「密約」について今後の発表も注目です。
この記事の隣は昨日の公聴会での豊田社長の発言が見だしに「すべてのトヨタ車には(創業者の孫である)私の名前」が入っている。「車が傷つくことは、私自身が傷つくことに等しい。私自身のリーダーシップの下で、トヨタが大切にしてきた創業以来の価値観を再認識し、実践する為の仕組みを構築する」と、まあ、本当に大切な記事が盛りだくさんでした。
どれも、今の日本を表象するニュースばかりです。 (龍金花)