参議院選挙の前に

いよいよ、参院選挙の投票日が迫ってきました。 アスパラガスの花
期日前投票でもうすでに済ませた方も。我が家でも土日に山の訓練のある夫は済ませてしまっています。
私はまだ決めかねているというか、決めているけど、迷っているというか、困っています。
自分の望む政策を掲げる党も人物もみつからないので、妥協して誰かに入れないといけないわけです。
私としては、昨年の衆院選挙で、自民党政治を変えて政権交代を実現してくれる民主党に入れました。
その責任を感じていますのでたった1年で見限るのは・・・という気持ちも有ります。
だから決まっているといえば決めているのですが、ここのところの菅さんの余りに自民寄りの政策に困っています。
でも、沈みかけの自民党から与党過半数を阻止する為だけに新党を作ったりという動きと、その方たちの「憲法改正」という主張に、やはり民主党に勝ってもらった方が安心かな〜。といって、民主党の中にも憲法問題については改憲を唱える人もいるのですが、党是として掲げているわけではないので。今の憲法の精神を守った上で経済政策の違いや安全保障の問題、沖縄の問題を議論していくしかないかな〜と思ったりしています。
 ルリマツリの花

自民党は今の政治の不満を与党のせいにして民主党を攻撃していますが、憲法問題や沖縄問題については明確な方針を持っているのに隠しているような気がします。それに誤魔化されないで投票して欲しいな〜と願っています。そうでないと、民主党の至らない所の批判票のつもりがとんでもない方向に日本を持っていってしまう判断をしてしまうことになります。
自民党の「自主」憲法というのは、戦後の日米関係を固定化するとともに、逆に「自主的に」アメリカの一部の考え方と密着して従属する事=アメリカの言うがままに振舞うことが日本の利益になるという考え方なんではないでしょうか。それに「押し付け憲法」だから「自主的に」という論法が単純にフィットしているだけ、あるいは意図的にハグラカス目的で当てはめられた、ような気がします。
私は「押し付け」憲法も、敗戦で味わった日本の屈辱と開放の記念碑としての歴史的な意義を認めて、今、変えなくても良いと思っています。
もし、憲法を変えるのなら、日本人の三百万人といわれる戦争犠牲者の血で贖った平和憲法の精神を一歩も後退させる事のない真に自立した日本国を国民の自覚と決意で打ち立てる時が来なければならないと思っています。
それまでは、今の憲法を「自主憲法論」で「改正」される事は許したくないので、争点にならない争点、憲法問題・戦争と
平和の問題も判断材料の一つとして考えたいと思っています。 ヘリオトロープの花