←23日(金曜日)の讀賣新聞夕刊一面
昨日のブログに書き忘れたので、今日二つ目にこれを。隣の両親が読み終わった讀賣の夕刊を毎日廻してくれます。
讀賣夕刊トップ記事が「沖縄海兵隊2014年グアム移転断念/日本に伝達インフラ整備遅れ/普天間固定化の恐れ」というニュース。
沖縄に駐留する米海兵隊約8000人のグアム移転について、日米両政府が「2014年」で合意した移転完了期限について、米政府が達成を事実上断念した事が22日、明らかになった。米領グアム政府に22日(現地時間)に説明し、日本政府にもすでに伝達した。海兵隊のグアム移転は、沖縄の米軍普天間飛行場移設と並び、日米が06年5月に合意した「再編実施の為の日米ロードマップ(行程表)」の柱の一つで、「普天間移設の実現とセット」(米国防総省)と位置づけられている。計画遅延により、普天間が現在の沖縄宜野湾市に固定化する恐れが一段と強まりそうだ。
これにより、<政府筋は、「インフラの追加整備には数年かかるだろう」と述べ、14年までの基地建設は客観的に不可能だとの見方を示した>、なお、「海兵隊グアム移転をめぐっては、総額102億7000万ドルのうち、財政支出28億ドルを含む60億9000万ドル(59%)を日本政府が負担する事で日米が合意している。」
ここからが讀賣らしい締めくくりで、決まり文句のような結語です。「普天間移設問題が一向に進展しない日本の現状が影響しているのでは、との見方もある。」、また「政府内では、米側で米軍再編全体を推進する機運が薄れつつある表れでは」(外務省)との懸念も出ている。」
2面の関連記事にはその背景として「グアム政府の強い反発」を挙げている。「グアム政府のカマチョ知事らが受け入れの為の民間インフラ整備の計画を強く求めたため、その実現には一定期間が必要とされ、予算が膨らむのも確実。米政府や議会内では、現状ではグアム移転の見通しは立たないという見方が強まった。これにより、11会計年度の予算法案では、グアム移転費が大幅削減される結果となった。」
日米合意は、これで米側からも変更され、振出しに戻ったわけです。普天間が固定化されないためにはどうしたら良いのか、アメリカ任せにしないで「日本はどうする」で考えれば、「米軍普天間飛行場撤去」しかないのでは?
ついでに、昨夕の「よみうり寸評」コラムから部分引用で、一寸良いお話を!
本屋さんで中学生ぐらいのお兄さんが、包装用のビニール袋が破れた本を読んでいた。注意できずに、知らないふりをしていると■子ども連れの女の人がお兄さんに小さな声で何か言った。お兄さんは本を読むのをやめてレジに行き、「ごめんなさい」と言った。レジの人はにっこりして「いいですよ」■法務省が昨年の「社会を明るくする運動」で実施した作文コンテストで、小学生部門の最優秀賞に選ばれた作品の内容の一部だ。作者の少女は、知らない人にもルールを教える女の人の勇気、素直に受け入れたお兄さんの勇気、過ちを許した店員さんの勇気に出会ったと書いた■少女の作文の題は「三つの勇気」。
何ていい子なんでしょうね、この女の子は!!