八月のお茶のお稽古

昨日は2回目のお茶の日。午前中も11時ごろになって、もう我慢できないと犬のいる美容室へ駆け込みました。
暑くて暑くて、髪の毛をショートにカットしてもらいに出かけました。(その間にお電話を頂いたのに、夫の方は仕事が忙しくて、戻っても電話があったことを伝えてくれず、でしたが、Nさん、どうも失礼いたしました。)
さて、先生のお宅で、お部屋に入るとお二人は先にみえていて、先生とお話。しばらく、世間話。虐待や100才以上の所在不明の話題や世間が様変わりしていることなど。先生はこれもお勉強と、お喋りOK。現役でお年寄りに関わっておられるNさんのお話では、最近の高齢者自身の意識もすっかり変わっているよ、我侭から子ども達(と云っても前期高齢者以上かアラ後高?)や世間と関わりたがらないとのこと。そうか〜という思い。普段放ったらかしの一人暮らしでも財産があれば、死んだらビックリするほど大勢身内が寄ってくるから、と。な〜るほど〜(ただし飽くまで財産のある人の場合)。

隣のお部屋は立礼の設え(しつらえ)がしてあり、床の間には、今日は、お軸ではなく花篭が。
活けてあるお花はピンクと白の槿(ムクゲ)と珍しいヤブ(花)ミョウガ、葉は名前どおりミョウガの葉にソックリです。
秋海棠(いわゆるベゴニアの和モノ・写真では槿の後で見えず)と左の下野(シモツケ)の白い花。カゴは竹製でサザエ籠。
たくさん活けてあるのにスッキリ涼やかに見えます。白い花はツボミだったのに・・・と先生が。 
壁には真ん中に直に無双釘が打ち込んであり、掛け軸がかかる時は、突き出た釘が仕舞い込めるようになっています!
床の間に置かれている香合は貝。先生が海で拾ったのを時間をかけて塩抜きし、道具屋さんで中を金張りにしたもの。
お菓子鉢も陶器の編んだものと竹に和紙を張ったお皿。木曽のお土産の落雁の干菓子に梅の味のする透明のお菓子。
お茶碗は鷺草の絵が描かれた涼しそうなガラス製と、葡萄柄の平茶碗。
水差しも水面部分の大きな夏用で、京焼の染付け吉祥文。漆塗りの割り蓋がついています。

二服のお茶を頂いてから、棗代わりのタイで手に入れたという漆塗りの瓢(ひさご)型の蓋モノを見せてもらいました。
蓋置きに使われていたのはイタリア製の手づくりガラスの蝋燭立て。フィレンツェのお土産とか。
海外旅行でもお茶道具に使えるか「見立て」を考えてお土産を選ぶのが楽しみだそうです。
最後に袱紗捌きを練習し、来月のお稽古日を決めて、外へ。8月の4時過ぎ、熱風でした。