小沢氏・起訴議決に異議申し立て

2種、開花!
唐綿の花 フジバカマも少し咲き出して

小沢氏起訴議決 異議申し立てへ 検察審の犯罪事実追加で 
 小沢一郎民主党元幹事長に対する東京第5検察審査会の起訴議決について、小沢氏の弁護士が異議を申し立てる方針である事が7日、関係者の話で分った。弁護側は議決の中で、土地購入資金の原資に小沢氏からの借入金を充てたことが犯罪事実に追加された点を「法的に重大な欠陥がある」とみている。
 小沢氏は同日、弁護士に「法的な問題なので、弁護団として最善の対応をとってもらってかまわない」と応じたという。(日経7日夕刊)


小沢氏招致で駆け引き 
 民主党小沢一郎氏が7日、強制起訴が決まって以来初めて公の場で見解を示した。離党や議員辞職を改めて否定したほか、国会が議決すれば政治倫理審査会への出席や証人喚問にも応じる構え。<小沢氏発言のポイント>○(検察審の議決には)全く驚いているし残念だ。逃げ隠れしない。○検察審は全くの秘密のベールの中に閉ざされている。国民の皆さんにも分らない。○離党や議員辞職の意思はない。政治活動は必要とされる限り淡々と続ける。○(国会での説明は)国会の決定にいつでも従う。法廷で事実関係を明らかにしろと司法の場に移っている。(日経8日朝刊)


村木厚子さん無罪の問題から大阪地検特捜部の検事が逮捕、その後上司の二人も逮捕される大事件となって以来、検察・特捜に対する信頼は地に落ち、やっと少しまともな意見が見受けられるようになった気がします。推定無罪という当り前の考えも口に上るようにもなりました。民主党内でも渡部恒三氏の発言が消えています。
ところで、少し気になるのは、大阪の特捜部が描いたストーリーが、いつも村木さんがターゲットになった展開図で語られることです。村木さんを陥れるのが目的だったのではなくて、元々は、民主党の国会議員である石井一氏をターゲットにしたものでした。
そして、小沢一郎氏の問題も、小沢氏の秘書が西松事件で逮捕されたのは、まだ自民党麻生政権下の昨年3月で、前年に麻生首相が元・警察庁長官漆間巌氏を官房副長官に起用して、民主党や小沢氏に不利な情報を集めさせていたことが大きな話題になっていました。この漆間氏は、「今回の問題は自民党には及ばない」と口を滑らせたことでも騒がれました。その後、謎の市民団体が、小沢氏の秘書らを告発したことから、東京地検特捜部が捜査を始め、その捜査が進むにつれマスコミが特捜リークに加えてアレコレと報道して小沢叩きを行なうようになりました。審査申し立てをした団体は、特定の政治目的を持った団体だという情報も出ています。
小沢氏の「政治とカネ」の問題が自民党政権当時から発して、2年越し、小沢氏は民主党の代表の座を降りるも、衆院選挙で自民党は大敗、国民は選挙による初めての政権交代を実現させました。それから1年以上経った今も、小沢氏は「政治とカネ」の問題を一身に受けて闘っています。そのブレない姿勢が、マスコミを信じ切って「小沢クロ」と思っていた人たちにも考えるチャンスを与えています。テレビや新聞でも、検察・特捜の実体が暴かれ、マスコミの追随報道が一部見直され、取調べの可視化まで普通に話されるようになって来ました。オセロゲームのように、次々と、真実が明らかにされていくような気がします。「政治とカネ」の問題とは、一体、何が問題だったのか・・・
 四季咲きのツルバラも叉咲き出しています