旅は道連れ・美術館へ

18日、初めてジパングの3割引を使って自分で切符を買うので早目に新大阪へ。思ったより手数が掛からず、予定していた「ひかり」より30分前の切符を買ってしまいました。乗る前に品川で待ち合わせるEさんに連絡して乗り込みました。

私の席は通路側でしたが、名古屋から窓側が埋まりました。一泊用のバッグは足元に置いていましたが、隣の女性も足元に。しばらくしてその女性が「私のバッグが幅を取って…」、「いえ、いえ、」が切っ掛けで、富士山が今日は見えそう、見えたときは得した気分ですね〜、見えたら写真撮らせてください、なんてお話を。とっても明るく楽しくお喋りされるので、色々聞いたりしている内に、その方は土井陽子という脚本家で初めての小説が舞台化され、今日は初台の国立劇場へそのお芝居を観にいくので品川まで一緒だと解りました。ご主人は土井行夫という方で、第3回のサントリー・ミステリー大賞を受賞されています。ご主人を亡くされるまで専業主婦だったのが50代から「部長刑事」の脚本を書くようになり、その内松竹座から書くように言われた。お能の脚本も書いておられ、シナリオ教室の先生もされているとか。10歳先輩の大活躍の脚本家さん!でした。(参照:http://www.rikuryo.or.jp/home/people2001/doi0.html

私は今年初めて文楽を観て住太夫さんの浄瑠璃が素晴らしかった事や、蜷川さんの7時間のヘンリー6世を見た話をしていたら、蜷川さんの「卒塔婆小町」のツバキの花の落とし方の話になり、「やっと通じる人に出会えた〜」と喜んで下さいました。
(頂いた地元公演のチラシより)]  
 この作品を俳優の笹野高史さんが寺島しのぶさんに薦めたところ気に入って雑誌の「ダ・ヴィンチ」に寺島さんが「私の気になる一冊」で取り上げられたそうです。おにぎりをすすめられたので、友達とお昼を約束してますので、どうぞ、どうぞ、と私。土井さんは名古屋で講演を済ませて、これから初台でしのぶさんが待っているので会って、お昼の公演を観たら大阪へ帰るとのこと。名刺を頂いたので、私の方は、このブログを紹介して、品川で一緒に降りて、改札を出て別れました。
それから、ここはどこ? 旅は道づれといっても、くっついて行ってはイケマセンね。 
乗り継ぎの改札を一緒に出てしまったので、駅員さんに言って元に戻って、「出口」へ。待っているEさんと無事会えました。


大井町の駅前ホテルにまず荷物を預けてから、昼食は、お目当ての「龍馬伝岩崎弥太郎つながりで三菱一号館美術館のレストランでという予定でした。丸の内の三菱のレンガ色の建物を見つけて前まで行ってみましたらチェーンがかかって展示品入れ替えの為休館の表示。二人ともインターネットで昨日チェックしたのに休館の案内はなかったと嘆いても開くわけはなく、歩いて有楽町の彼女が一度行った事があるといういうイタリアンレストランへ。少し迷いましたが無事到着。
休館?!「東京駅周辺美術館MAP」出光美術館に行く事に。
帝国劇場は今年100周年 NHKでストイックな座長振りが紹介された堂本光一さんの100周年記念公演のポスター 出光美術館は同じ建物の9階。「茶陶の道」で中国明代、宗代の陶器展でした。
9階の休憩所から皇居が:
「○△□」で知られる禅僧で画家の 仙がい(漢字がでません)さんの蛙の絵が絵葉書に。
書いてある文字が読めないので聞いてみました。「座禅して人が仏になるならば」と書いてあるんだそうです。
蛙の顔が「ウッシシ!」の顔をしています。出光美術館が仙がいの蒐集で知られているのは帰ってから知りました。
一度ホテルへ戻って、それぞれの部屋へ。5時半にホテルを出てサントリーホールへ。  つづく