住吉川散策(21日)

20日のモスクワでのフィギュアGPシリーズの第5戦、ロシア杯の結果は逆転で安藤美姫さんが優勝。
先週土曜日、我が家では久しぶりに東京の長男が一泊で帰省、父の快気祝いを兼ねて一緒に夕食。その時、だったか、翌日のニュースでだか、父が美姫さんの映像を見て、「背中が破れている」と言ったのが、よく見るとテープの色でした。怪我をして、またか・・・と思ったら、事故?だったようで、でも、よく立て直しましたね。鈴木明子さんも2位。
広州のアジア大会、女子100mで福島千里が0.01秒の差で1位。44年ぶりの金メダルだそうです。
そして、なでしこジャパン女子サッカー北朝鮮に1:0で勝って悲願の金です。

21日の日曜日は学生時代のサークルの同窓会。
JR住吉駅に13時集合。歩いて住吉川沿いに南へ下りながら酒蔵と美術館を訪ね、5時半から忘年会という企画。
東京出発直前に奈良の友達から電話で知らされてOKしていました。
まず、谷崎潤一郎の旧邸へ。元あった場所より150mほど北に移築されているそうです。「細雪」にはこの建物がそのまま描かれているそうです。「雪子」の部屋だったかなと思われる2階。階下の洋間の2間とテラス。五右衛門風呂の釜がそのままのお風呂。台所から見る井戸端には釣るし柿も。
次に震災で全壊、復興した菊正宗へ。酒造記念館で昔の酒作りの展示を見て原酒の生酒の試飲を。美味しいお酒でした。その後、六甲ライナーでアイランドセンター駅下車、小磯記念美術館へ。
駅から木々の紅葉が美しく見えます。小磯良平の美術館では、県立第二神戸中学校(現兵庫高校)で小磯の5年先輩の古家新という画家の特別展がありました。同じく同窓の東山魁夷の2作品。向井潤吉の静かな農村風景画が2点。
古家新は初めて知る画家でしたが、晩年(1977年80歳)のアトリエのある小豆島で描いた「朝焼け」という題の絵が6,7点飾ってあるコーナーは圧巻でした。最晩年の太陽と海に映る黄色は絵の具のチューブそのままの盛り上がり。一緒に見た方たちからは「認知症か、大分鈍感になってたんじゃないか〜」という感想もあったくらい大胆! 戦争中に描いた牡丹の花の絵の華やかな美しさも印象に残っています。

出発点の住吉へ戻って、居酒屋で忘年会。同期の女性お二人と私たちが入学した時4回生だった大先輩とテーブルが近かったので話しこんでしまいました。若かった頃のゼミの先生の話や、あの頃の政治との関わり、そして最近の仙谷さんの「暴力装置」発言について。女性陣は「考えて発言すべき」でしたが、先輩は「間違ってない。自衛隊が災害の為だけにあると思っている国民には本質を知らせるし、歓迎している人もおるはずや」、「じゃ、撤回しなきゃ良かったのに」とか。若い頃の正義感と世の中を変えたいという純粋な思い、そして年を経て知る「政治」の世界の難しさ。変わったようで変わらない思いとか・・・久しぶりにこんな話になりました。
お開きになって、歩いて1,2分のところに自宅があるので、良かったらお茶をと誘ってくださる先輩お宅へ寄りました。今日の企画とお世話をしてくださったご夫婦で、奥様の趣味の良いお庭とお部屋。撮影OKでしたので写真も。
頂いたチャイが美味しかったです。紅茶葉を水から牛乳とお砂糖を入れて煮立て、ショウガ汁をタップリ入れて頂きます。お料理が得意で教えてもおられます。襖を外して応接セットのテーブルの上に置き、布で覆ってサ〜とテーブルランナーをかけて大人数の大テーブルに変身させる手際の良さ!!
最後の締めも宜しく充実した1日でした!
10時からBSで龍馬伝大政奉還」を。勝海舟の登場は大サービスでした! 次回、最終回です。