エジプトの100万人デモ

エジプト情勢がいよいよ昨日は夕刊一面に掲載される事態となっています。

テレビの解説や新聞の解説記事でももう一つピンと来ないエジプト情勢を、スッキリさせてくれた記事がありました。
私の「アンテナ欄」の「☆句の無限遠点☆」の昨日のブログに、haigujinさんがタレントのフィフィさんのブログを転載されています。エジプト美人のフィフィさん、お顔が壁画のエジプト美人ソックリですので、あ〜ぁ、あの方!と私もすぐ分かりました。
(引用先:2月2日の「エジプト民衆革命雑感−フィフィさんのブログで教えられる」http://d.hatena.ne.jp/haigujin/

民主化運動なんて言葉で軽く繰られても、それでは深いところは読めませんよ。エジプトは他のアラブ諸国に比べたらただ一点を除いては不自由なく生活している国ですからね。はっきりいいましょう、ムバラクは確かに長年政権を握ってきたので独裁政権です。しかし、それはアメリカの作った親米政権による独裁であるわけで、国民はその親米による独裁に憤慨しているのです。それはなぜ独裁政権である同じアラブの隣国リビアではこの時期に革命が起きないかとゆう理由が物語っています。要するに民主化を求めているならリビアでも同じように革命が起こっておかしくないですよね?つまりこれは民主化運動とは違うんです。親米政権にウンザリなんです。リビアはちなみに反米政権です。」


ムスリム同胞団は孤児院や病院などを設立し古くから民衆をサポートしてきた団体、組織であって、過激派とは全く異なる。むしろムスリム同胞団アルカイダなどのように扱って世界にその誤解を広めたのはアメリカ。その方がアメリカに取って都合がよかったから。イスラムはテロだ、アルカイダなどとゆう単純かつ幼稚な思想をメディアを駆使して無知な人間に植え付けたことで、アラブの立場を窮地に追いやり、中東での立ち振る舞いを世界に納得させてきたんだから。まぁ、でもそんなアメリカのパワーバランスももう崩れてきているわけで、その証拠にいまアラブの火薬庫から次々に噴煙が上がっているにもかかわらずそれを消火できずにいる。わたしはまさに世界地図が描き変えられる瞬間を目にしているようで身震いの連続なわけだが。」

と、こうやって引用しだすと、全文を紹介したくなります。
上の引用先のアドレスにカーソルを置いてクリックし、haigujinさんのブログに入ってフィフィさんの全文を読んでみて下さい。
同じく私の「アンテナ欄」の「ぼやきくっくり」さんが2日(水)の「アンカー」での青山繁晴さんの解説を全文書き起こしています。
私は青山氏の解説の途中から見たので、今朝全文読ませていただきました。こちらもとても大きな捉え方で分り易いです。
アラビアのロレンスから説き起こして、今回のチュニジアから始まるエジプトでの100万人規模のデモによる民主化運動を「百年の嘘への反乱」と捉え、イギリスの二枚舌外交からアメリカの二枚舌にも及び、アメリカが今一番恐れている「巨大反米イスラム国家」の誕生の可能性について、そして、ロシア国営石油会社(プーチン)とイギリスのBP(ブリティッシュ・ペトロリアム)の資源共同開発提携について、果てはスエズ運河を用済みにしてしまう新たな北極海航路まで、を解説されています。(http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/
今朝の新聞では、「民主化の動きは収まらず、3日イエメン、5日シリア、12日アルジェリアリビア、モロッコ……。ネット上では、大規模な反政府デモの呼び掛けが乱れ飛ぶ。」となっていて、2日から春節旧正月)の大型連休中の中国でも、「香港の人権団体、中国人権民主化運動情報センターは2日、中国公安当局が1日に湖北省武漢市の著名な民主活動家、秦永敏氏(57)の身柄を拘束したと伝えた。」「中東のデモが活発化する中、民主化運動の飛び火を封じ込める狙いもありそうだ。」(日経朝刊)と報じています。