菜の花とカナダからの友人

暖かい陽気の日が続きます。午後から久しぶりにリサイクルショップへ。
ショップの中で話しかけられました。「先日、玄関にカギを置く良い入れ物をみつけたんですよ〜、これも良さそう・・・」と手を見ると、底と蓋が厚みのある皮で出来ていて、周りの部分は細かい籐で編んだ変形の入れ物です。手提げの黒白のバッグとか、なかなかセンスのよいお見立てです。
「私も時々来るんですよ〜、何に使うものなのか分らない物が面白いですね〜」と言いつつ、かなり広い店内を何回もウロウロ周りながら品定め。物は増やしたくないし〜と思いながら、見ると欲しくなるものを結局は探しているワケです。
今回は、春向きのテーブルクロスと中国のお茶セット(お盆も陶器)を買ってしまいました。先ほどの方に相談してみたら、「お買い得! バラバラにして自由に使えますよ。お客様にカレーを出す時、このカップにラッキョとかピクルスとか入れて出したら良いですよ〜」とアドバイスも戴きました。納める場所は帰ってから考える事にして、青い色の食器は珍しいから、と決めました。
帰りはバス道を避けて畑の方へ。
菜の花が満開で、ご夫婦で畑の手入れをされていました。春霞の中、遠くがモヤッてみえ、いよいよ、畑も春近しです。
帰って、サンルームのテーブルにクロスをかけて、食器を洗剤で洗っているとピンポン〜。カナダ帰りのSさんです。
丁度3時のお茶の時間ですので、今朝戴いたSさん手作りの山行用クッキーから、数枚、お茶菓子としてお皿に。
お話は、京都の先輩を訪ねたら、4月まで京都に居た方がよいと言われ、サッサと話を進められ、大家さんのところへ連れて行かれ、先輩さんが保証人欄に記入、判子を押している間に、物件の案内までされて、決められてしまった〜という。3月5日に引越しだとか。
彼女は、高校時代から油絵をやっていて、受験の為にデッサンを専門家に習ったりして、希望の京都市芸術大学に入学、卒業するとカナダに行ってしまいました。20年以上経ったころ、一時帰国の彼女に会ったら、トロント大学で教えたりしながら、なんと鉄の野外彫刻家になっていました。箕面にも彼女の作品がありますが、オリンピックのあった長野市の運動公園?にも作品があります。
カナダでは、心配した在住期間が足りていたので年金が満額出るようになったとか。「年金がもらえるようになったら働く気がしなくなった」と今日も冗談を言っていましたが、生活の為でない仕事はやりたいでしょう。こちらに居るより京都の方がきっと色んなチャンスがあるはず。大学の先輩・後輩も沢山居るでしょうし、住む場所も美術館の直ぐ近くだということで、「いいお話じゃない」と私も嬉しくなりました。
「じゃ、我が家での集まりは、いつ頃がいい?」と都合を聞きました。3月中旬くらい、施設に居るお母さんを訪ねる時にでもということになりました。昨日折ったお雛さんがズラリと並んでいましたので、「好きなの取って」と言ったら、テレビの前に置いてあったの(20日のブログの写真)を選んでもらってくれました。昨日仕上げたミニサイズの万華鏡も渡しました。
「カナダで折紙、教えられるわよ〜」と言われ、「Paper Foldingって言うの?」と聞いたら、「オリガミでいいのよ、あちらでは折紙もブームだから、喜ばれるわよ」と嬉しい事を言ってくれます。
外人さんはともかく、老後の楽しみも”技術!?”と思って教わったのと報告です。