がんばろう!日本(復興支援サッカー)

先日、半年振りくらいに高知のSさんから電話。「いろいろあったのよ〜」というので、二人の息子さん一人の娘さんの近況を聞き「いろいろ」の中身も聞いてから、3・11の地震津波原発の話に。
未だにニュースで知る被災者の方たちのお話に涙が出るね〜と。彼女は「やっぱり東北というお国柄もあって皆さん我慢強くて本当に頭が下がる。高知の人間ではアァはいかんと話しているのよ」と云うので、私も改めて「そうか〜」と思ってしまいました。政治と原発の動きにはもどかしさを感じますが、被災地の皆さんやボランティアの方たちには逆に励まされています。
昨夜は、国立競技場で予定されていたサッカーの日本代表とJリーグ選抜の復興支援チャリティー試合が、電力の事を考えて、場所を大阪の長居スタジアムに移して開催され、4万人以上の観客が応援しました。私はライブ中継をテレビ観戦しました。
 倉木麻衣さんの透明な声で国歌が歌われました。このゲームは世界150カ国にライブ中継されているとか。それで収録されている選手のメッセージが世界のみなさんを意識した被災者への呼びかけだったのですね。黙祷で始まった試合、選手は犠牲者を追悼する黒い腕章の喪章をつけています。私はガンバの遠藤の脱力キック・ふんわりゴールのファンですが、最初のゴールが遠藤、選手たちは喪章を掲げて集まります。  2点目はゴールデンコンビの本田と岡崎。後半はガラリとメンバーチェンジ、若手の代表を初めて知りました。選抜チームは中村俊や川口や中沢と、かつての代表を務めた豪華メンバーです。

こういう時にキッチリ思い通りのゴールを決められるのが44歳のカズこと三浦選手、サスガ!! ゴールの後は「どうしようかと思ったけど日本中が明るくなればと思って」と、歓呼に応える”カズダンス”。試合は2:1で日本代表の勝利で終りました。

長友が国旗に書いていた「You'll never walk alone.」はサッカーの応援歌で、昨夜の競技場の横断幕にも書かれていました。日本語で「君は一人じゃない」(「歩きつづけよう 希望を胸に そうとも 君は一人じゃないーーー」)が、チャリティーのシングルCDとして4月中旬に発売されます。
今朝の日経新聞の記事によりますと、「著作印税を除く売り上げの全額が東日本大震災の被災地に寄付され、原価の分も義捐金に充てるので、売れるほど赤字になる。この歌は1945年に米国でミュージカルの歌唱曲として生まれ、60年代にサッカーチームのリバプールFCのサポーターが競技場で大合唱し、応援歌として定着。3・11の4日後に欧州でのチーム選手権「UEFAチャンピオンズリーグ」が開催された際、約7万人の観客が被災者へのメッセージとして声を合わせて歌い、日本でも注目を浴びた。」 長友選手が日の丸に書き込んだのがこの時でした。
今回製作されたCDは、エレキギターとピアノが奏でるバラードの曲調に、カナダ人男性歌手のブライアン・ペックが素朴なボーカルを乗せたもの。700円程度で発売され、ネットでも有料配信されるそうです。