先生からの電話

今日は10時から自治会の総会。私たちは9時15分集合でした。
パイプ椅子を並べたり、準備の合間に、若い男性が見えたので、副区長のご主人? 背の高い女性が新区長? 
Mさんと二人でお声を掛けて、立ち話で引継ぎを済ませました。諸注意をして古い名簿類を渡して、総会スタート。
終わって、新班長さんとの班長会議が最初のスタート。終わると、新旧役員顔合わせ兼ねてのお食事会。「これ以後は全部ボランティアですのでよろしく」という会長の挨拶。食事中のお喋りで、新副区長の代理でみえたご主人のTさんは、隣町の病院のお医者さんだと分りました。広島出身で学生時代から北摂に馴染み、住むにはいい所と箕面で新居を建てて1年半。区長さんは、住んで10年。役員の年齢も居住暦も若返りです。
帰り道、Mさんと二人、「肩の荷が下りるね〜。貴女とコンビで1年楽しかったわ〜」と二人で同じ事を言い合っていました。

昨日(土曜)のお昼過ぎ、Mくんの車で京都へでかけた先生からお電話が。
「昨日電話できなくて・・・」と、「いえ、いえ」と私。「どうでしたか〜?」
「お天気は良かったし、まず、Mくん、元気になっていて驚いた。知恩院の階段も元気に登れてビックリ。
見た目、病気をする前の元気だった頃に戻ったみたい。ここ2,3年、同窓会でも杖ついて元気がなかったから。
Sさん、さすが、一人で外国で暮らしてきた人、エライね〜。Mくんも、カナダでは全部英語で話ししてんの?って聞いてた。
日本で女一人暮らしていくのも大変なのに、カナダで。カナダなんて国、馴染みがないから知らないし。医療の話や年金の違いとか、それに、マンションの住人の話など、珍しく面白いお話を聞かせてもらって楽しかった。帰り、運転してるMくんにも、”Sさん、いい人やね〜”と言ったら、数年前、会った時とは違ってとてもいい雰囲気になっているとMくんも言ってたよ。 Mくん、お医者さんには、あと5年、と言われたらしいけど、その内、寿命が延びるかも・・・」「え〜!? そうなんですか〜!」とビックリ。
先生は、「Mくんは奥さんの7回忌を済まして気持ちの切り替えが出来たと言ってたので、ちょうど良い時期だったかも」と。「実は、奥さんを亡くしたMくんを慰めようとSさんは、絵をプレゼントしてるんです」と私から。
先生も「その頃かな〜。私はユリの花と蕾を描いた短冊を頂いた。貴女ももらってたわね」。私は、「その頃、丁度主人の母が亡くなった後で、ハスの花の短冊をもらったんです。」「そう、Mくんも絵をもらってるの〜」。「彼女は、額装すると邪魔になるし、押し付けがましいし。気に入ったら自分で額に入れてもらえればいいから、とパステル調の絵で画用紙か画布に描いて丸めた物を私が預かってMくんに渡したと思います。でもMくんは、彼女の絵の値打ちも気持ちも解ってなくて、どこかにやってしまってるかも・・・」
「そう、もらってるの〜。忘れてるわ、きっと。私が短冊の絵のことを言った時、何にも言ってなかったもの・・・。Sさんも、日本に住居を探している様子だったし、私は、ゆくゆくは日本に戻りたいんじゃないかな〜と思った。Mくんは、冗談だと思うけど、箕面の家を売ろうかと思ってるとか言ってだけど・・・。
ホント、楽しい時間だったから、良かった〜。しっかり自分を貫いた生き方をしたいい女性になってらしたわ」と先生。
「今度、会うときは、遠慮せなあかんかも」と仰るので、「そうですか〜 誘われたらお邪魔虫でも行きましょうよ〜。
私は、また、誘ってね〜と言っときましたよ〜」と私。3時を過ぎてから、さあ、桜を見がてら、食料品の買い出しに。
空が白い曇り日で、写真を撮るには生憎の日和。桜並木に、塀を越えて赤い木蓮の花が、こちらは満開でした。
ところで、MくんとSさんのこと、言いだしっぺのNrさんには、どうしたものか…やっぱり報告すべき?ですね。