桜と「外圧」?

ここ数日素晴らしいお天気でしたが、気温は低く、日曜の自治会の総会は寒くて大変でした。
昨日も一日、輝くような強い日差しの割には、風が冷たく寒い花冷えの一日でした。
それでも電気、ガス、灯油に心配の無い関西は幸せです。今年の春は、日本の北から来て欲しい!!
郵便局へ、東日本大震災の募金を振り込みに。ご近所の白木蓮 
そして、桜並木の桜です。桜には、青空が、似合います。

さて、昨日の讀賣夕刊の一面トップ記事は放射性物質の拡散予測を政府が公表していない事を非難する記事。
ドイツ気象局のHPの拡散分布予測図も掲載→ ←こちらは今朝の日経朝刊。社会面(30頁)の記事。「枝野官房長官は4日の記者会見で気象庁国際原子力機関IAEA)の要請に基づいて作成している福島第1原発からの放射性物資るの拡散予測について、公表するよう指示したことを明らかにした。」
「拡散予測は一定量放射性物質が洩れたと仮定し、気象条件からどのように広がるか、100キロ四方ごとに計算する。ただし仮定は実際の放射性物質の量とは無関係。気象庁は『誤解を招く』として、これまで公表してこなかった。
枝野長官は『隠す必要のない情報だ。誤解を生まない十分な説明を付けて公表すべきだ』と指摘。そのうえで『国内の対策の参考にはならない。冷静な受け止めをお願いしたい』と語った。官房長官の指示を受け、気象庁は『近く公表する方針』としている。」
アンテナの「檸檬のひとり言」さんの4日のブログにこの件に関する情報が紹介されています。ドイツの気象局のHPも覘けます。(「放射線量について」http://honenukijizo.blog114.fc2.com/
海外から言われて事が動く、というのもこれだけ続くと・・・「由らしむべし、知らしむべからず」を思い出します。
でも「民は疎いから、お上の言うとおり、考えずに付いて来い」という意味で使うこの言葉は、「論語」の孔子の言葉で、本来の意味からはかけ離れた誤用だそうです。佐々木利夫という方のサイトから:<この語は確かに為政者が国(民)を治めるときの心構えについて語ったものではあるけれど、国民に目隠しして、「黙って俺について来い」と命令しているのではない。 この語の意味は、「為政者は国民から信頼されて導いていかなければならない。しかし、国民に正しい教えを完全に理解させるのはとても難しい。」というところにあるのである。 だからむしろ、「国民に頼られることは容易だけれど、理解してもらうことはとても難しい」という意味だと解釈すべきなのである。 だからそれを、「文句を言わずに俺についてくればいいのだ」と言うような、専制君主の「問答無用」みたいな解釈を、この「よらしむべし、しらしむべからず」という言葉に託してもらっては、この言葉が困るのである。誤用なのである。>