若狭湾・敦賀湾の原発


昨日はヨガの帰り、家に電話をして"みんなと外でランチ”と報告。
行ったのが駅前のイタリアンレストラン。表にはハーブやオリーブが茂っています。
人の顔ほどの大きさのハーブが。根元を見ると鉢の外の道路の隙間から出ている
ど根性ハーブでした。



NHKの夜の7時半、木曜日までなら国谷裕子さんの「クローズアップ現代」の時間の金曜日はローカル番組なんでしょうか「かんさい熱視線」というタイトルで、先々週と先週は「シリーズ 関西と原発/地震のそなえ」についてでした。
まず、先々週は「津波の備え」について
若狭湾美浜町には「波除け地蔵」がありますし、大地震による大津波の言い伝えもあったのですが、本当なのか?
安土桃山時代の1586年の「天正の大地震」について、京都の吉田兼見「兼見卿記」に、「若州(若狭)・越州(福井)の浦辺で、波を打ち上げ、家をことごとく押し流す」とあり、ボルトガルの宣教師による報告書であるイエズス会「日本書簡集」には「山とおもわれるほどの大きな波浪に襲われた」という記述がある。
一般に「天正地震」については内陸の地震津波はなかったと思われていた。しかし、「引き際に家屋も男女もさらってしまい、全員が海中で溺死した」という、見ていないと書けない記述があり、防災の専門かも、素直に読んで検証した方が良いという。
当の関電は天正の大地震をどう捉えていたか?「昭和56年には2つの文献の内容を把握していたが、社内で信憑性がないと判断し、住民や自治体には、津波による大きな被害の記録はないと説明してきた。」
しかし、3月11日の東日本大震災を受けて、「(上記のような)住民への説明は誤解を招く表現」で「今後はボーリング調査などの検討」を始めるとのことです。

先週は敦賀電発についてでした。
原発が出来た後になって敷地内を活断層が走っているのが分り、近い所は建屋の250m側を通っていることが分った。地震が起こったときに危険なのは活断層だけでなく細かく走る破砕帯の岩盤の亀裂が問題になり、建屋の下にもその破砕帯はあるという。これらが地震で地割れや陥没を起こした時の原発への影響が心配される。
地震の揺れの大きさを示す数字にガルがある。建設当時、地震については未知なので強度に大幅な余裕を持たせて245ガルを想定。ところが平成7年(1995年)の阪神淡路大地震直下型地震で見直される事になり、532ガルという現実的でないと思われる数字を想定。ところが2007年中越地震では柏崎刈羽原発活断層の長さは36km。長くなれば揺れは大きくなる。450ガルの想定は実際には1700ガル。これを受けて、翌年、想定は叉見直されて想定の3倍に当たる800ガルに。        若狭湾にある14基の原発
そこへ今年3月の巨大地震。相次ぐ見直しに住民の不安も募る。住民たちも原発を動かすなら想定外に備えて安全対策をと。周辺自治体も対策を考え直している。東電福島は他人事ではない事故です。安全対策に掛かる費用、そうまでして原発を・・・についてはみんなで考えなければと細野首相補佐官も言ってましたね。

きのうSさんとフラリ寄ってみた雑貨屋さん、定休日でした。[CLOSED]の看板も絵になるわね〜、と閉店をいいことに、ジックリ敷地内の植栽を眺めたり、ガーデン小物を眺めたり、隣のカフェレストランとの間をマンションの入り口になっている奥まで覘きに行ったりと却ってユックリ鑑賞させてもらいました。