6月のお茶のお稽古

2時に先生のお宅に着くと、床の間の前で先生とお二人のお話が始まっていました。どうも、前日日曜日に先生が出かけられた長浜のお話らしい。高速料金1000円の最終日だったので混み具合がひどくて、お目当ての物を見ることも手に入れることも出来なかったというお話でした。そうか、やっぱり、影響があったのですね。
  
花かごは竹で編んだ「猿蓑(さるみの)」。お花は可愛らしい野草がいつになく彩り豊かに挿してあります。
「お花の名前、解る?」といって教えていただきました。一番背の高い花は、私は花の形や色からアリストロメリアかと思ったのですが、違いました。「マイヅル草」とメモにとっているので、調べてみたらどうも別のお花みたいです。オレンジ色のコスモスみたいな花は「がんぴ」。隣の白と赤い花は「下野(シモツケ)」。下野草(シモツケソウ)はまた別物。一番下の花は小ぶりのアジサイです。
床の間の掛け軸は新緑の山間に霧がかかっているような山水画。香合は一刀彫の傘です。
  
二重棚は組み立て式になっていて、外せばカサが低くなって片付けるのに便利な最近のものだそうです。
棚に置かれた棗(なつめ)は金魚藻に蛍が飛んでいて、蓋を開けるとホタルが一匹光っています。
今月から風炉です。白いカバーを上に上げると、琉球風炉と呼ばれる鍋釜セットのお茶道具が出てきます。
三つ足ですので、一本が正面に来るように置いてあります。
いつものように、主菓子と干菓子を出していただき、二服づつのお薄茶を点てていただき、美味しくいただきました。
お茶碗は、練習用のものと言われましたが、アジサイ、笹に蛍、総柄の水車、とどれも季節を表したものです。

先生が「そろそろ袱紗捌きもやってお茶を点ててもらいますね」と仰っても、誰も返事をしないでシ〜〜ンです。
水屋に引っ込まれた先生に、3人とも、「ここまでで十分です」、「ケッコウです」、「遠慮しま〜〜す」と。
「そうはいかないワ」と、この後、袱紗捌きと布巾の畳み方、お茶碗の拭き方を教わりました。
お二人は、今月で丸1年経ち2回目の6月。私は、今月で12ヶ月が済んで来月から2度目の7月になります。