なでしこジャパン、W杯初優勝!

昨夜は、少し早目に寝て、今朝3時45分のキックオフに備えました。
3時過ぎに目が覚めて、もう少しと思ったのですが、寝付けず、階下に下りて、PCの下書きに入れた「核をめぐる対話」を試合開始までに仕上げることに。時間になるとテレビの部屋の長椅子に横になっていた夫がやおら起き出してスイッチを入れます。10分ほどして、私もテレビ観戦スタートでした。
前半、アメリカは身体が大きいし、日本は足が届かない感じ。後半、途中投入の選手の素晴らしいスピードでとうとう1点入れられ、なんとなく重苦しい感じ。
でも、アメリカの選手たちの疲れもありあり。宮間が、ゴール前、アメリカがクリアしたボールを上手く押し込んで同点! 延長戦に。早い時期から押せ押せのアメリカ。あっけなくゴール正面、長身のワンバックにボールが行って、真正面から追加の一点。これで、また、追いつけ追い越せになりました。残り3分の終盤、澤選手にコーナーからのボールが届くや否やの同点ゴールでした!! すご〜い! 2:2です。
上背でも負けている日本が追いついての同点、負ける試合を押し返して、PK戦に持ち込んだのですから、勢いもあるし、選手たちには"負けなかった"という気分の高揚や余裕の笑顔が見えます。何となくこちらまでヒョットして勝てるんじゃない!?なんて甘い気持ちを引き締めて、PK戦に備えます。

少年みたいなゴールキーパーの海堀(かいほり)は、アメリカの一発目、右コーナー一杯に身体ごと飛んで、目ではキッチリボールを見据えて、残る足先で器用にボールをはじき出しました。アメリカはPK失敗です。この神業に恐れをなしたアメリカの2番目の選手は、ゴール一杯すれすれを狙いすぎてボールは大きく外れました。3人目もキーパーの海堀くん?が名セーブです。後は、日本人選手が入れれば優勝です! 澤選手も祈ります。熊谷が落ち着いて決めて、日本、優勝です!

素晴らしい試合でした。日本女子、やっちゃいました。よく走ってよく守って、あきらめず、よく攻めました。
白々と夜が明けるのもわからずに試合に熱中していました。もう、朝の7時頃になっていました。
悦びを表す選手たちの姿をいつまでも見ていました。

表彰式では、優勝決定戦のこの試合でレッドカードもありましたが、なでしこジャパンはフェアプレー賞を獲得。MVPと大会得点王は澤穂希選手、2位はアメリカでチームメイトでもあったワンバック選手。
大騒ぎの中、選手一人ひとりがインタビューを受けて、メッセージを。どの人の顔も美しく輝いてハキハキと気持ちのよい言葉が飛び出します。


いまどきの大和撫子(なでしこ)は逞(タクマ)しくていいなぁ〜と嬉しくなってきます。

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