土曜日は台風の雨で一日中家の中。山の予定がキャンセルになった夫も珍しく家にいる週末でした。
今日の夕方からは、千里中央のFさん宅での山の会の集まりに私も叉声を掛けていただいたので夫にくっついて出かける予定です。4時に千里中央に集合、買い物をしてからFさんのお宅へ。買ったものをお皿に並べて、夏山登山の写真を見ながら自慢話を聞いてあげる会のようです。以前我が家でイギリス人青年の合唱団の町興しのビデオ鑑賞会に集まった人たちですし、今回は2度目ですので、楽しみです。
前回、Fさんの他にも女性お二人は、煮物を作ってこられていました。我が家は2009年度世界一になった箕面の黒ビールと、手作りコサージュを用意することに。大きなカラー広告頁があると母もわざわざ届けにきてくれますので、材料は沢山あります。圧倒的に多いブルーで女性3人のため3個作ろうと新聞を広げました。ついでに、黒系、グリーン系と計5個を大量生産? 昨日は裏につけるピンを買おうと大雨の中、買い物ついでに手芸小物屋さんに寄って、完成です。
ピン付け作業をしながら、そうそう、今日は日曜日、「たかじんのそこまで言って委員会」をやっているはずとテレビをつけると、山脇さんが出ています。ゆとり教育の責任者です。今日は教育問題がテーマらしい。
派手な身なりの先生が「今は有史以来のすばらしい教育環境」と東北地方の被災地に子どもを連れて行ってキヅキ(気付き)を与えてやれば子どもは勝手に変って成長していくというお話をされています。最後に子どもの質問に答えるというコーナーのトップの質問がタイトルにした「東北の野菜や肉を食べると僕らはどうなるんですか?」という小学4年生の質問。
すぐ武田邦彦先生が、「汚染されたものは食べてはいけません。生産してはいけません。毒を撒かれたのと同じ。地面をキレイにしてからでないとダメ。原発近くの子は年間40ミリシーベルト浴びていいことに(空気と食品の合計)、これはレントゲン写真800回分。原発を再稼働するかどうかなんていう問題は・・・」この辺がいい所だったのですが・・・。どういう言い方をされたのか正確に再現できませんが、食の安全とエネルギーの問題を同一に議論するのは間違いというような言い方でした。
東北へ子どもを連れて行った先ほどの派手な先生が、「言い方が悪い。東北の人たちに対してよくそんな言い方ができる。東北のモンは食べたらアカンと電波で流すのはいかん。撤回すべきだ」と猛烈な突っ込み。
武田先生は、「正しいことを言ったのだから撤回しない」と。間に、漫画家先生が「大人は食べてもいいけれど、子どもは食べてはいけないは正しい」と武田先生をフォロー。政治評論家の三宅さんも入って、「放射能の影響については、武田先生は元推進派だったので(武田先生うなづいて)その贖罪の気持ちからエキセントリックになっているが、説は色々あって、ラジウム温泉なんかはわざわざ行くんだからね(セシウム温泉なんてありませんよねと私が突っ込み…関西人です)、でも、まあ、子どもは感受性が強いから」と、一寸心配しましたが、何とか今日はマトモな所に着地。ざこばさんが、小学4年生の「食べたらどうなるの?」の答えは?と話を元に戻しますと、武田先生、即、「健康が損なわれます」。
そうそう、文部官僚だった山脇さんが、「元の文部省だったらこんな事にはならなかった。今は文部科学省になっているので、子どもの事だけを考えているわけではない。科学省は原発推進だから・・・可哀想ですよね」という言い方でした。こういう視点もあったのですね。
その後、武田先生は「日本の子どもたちは国家の責任で守らなければならない。子どもたちにこんな質問をさせてはいけない。日本のプライドをかけて守らなければならない」と気魄の主張でした。
2問目はゆとり教育について、大学1年生が「先生から君たちはゆとり教育世代だからアホだと言われる」ことについてでした。ゆとり教育、96年から導入だったと言いますが、もっと前からだったような・・・犠牲者?からの質問ですね。
小学生の質問についてのやりとりでは、派手な先生も「最初はそんな言い方ではなかった」と武田先生の主張を最後には納得されて、テレビの中で久しぶりに正論が通って気持ちが良かったです。風評被害の心配は真実をハッキリ伝えて健康と命の大切さを優先するという武田先生式でいくべきだと思いました。
近くのスーパーマーケットのライフでは、昨日、美味しそうな桃が「福島県産」と表示されて4個552円で売られていました。我が家の60代用に買い求めました。
PS:番組中、武田先生が岩手県一関市に出かけた話をされました。その一関市長が「青酸カリ(私は毒と書きましたが)を撒いた」という表現について先生に発言の撤回を求めるメールを送り、そのメールに武田先生が詳しい回答を寄せておられます。9月9日のブログ仲間さんのブログにやり取りの全文が掲載されていますので、是非、お読みください。(http://d.hatena.ne.jp/keniti3545/)