同窓会余話と映画

同窓会の席でお食事も後半、皆がそれぞれ席を立って挨拶に回ったり話し込んだりしている時間帯に入った頃、私の隣に横浜から参加したIさんが来てくれました。
福島原発事故の話になり、「私たちはもういいのよ、何を食べても。でもこれからの子供達には・・・」と彼女も考えているそうです。そしてビックリするようなお話でした。身内が座間の米軍基地に勤務していて、爆発直後にヨウ素剤が配られたとか。そして、市販の放射線量を測る機器なんか何の役にも立たないと言われているとか。もっと色々訊いてみたかったのですが、話し込んでもおられず、そのままになってしまいました。彼女は、「東電も政府も一杯隠しているから」とも言っていました。
今朝の小出裕章さんの「たね蒔きジャーナル」の書き起こしを読んでみても、「東電と政府は犯罪である事実をなるだけ隠そうとしている、それにも増して、事実=今起こっている事態=を把握し切れていない」と仰っています。知っていることは隠そうとする、そして東電も政府も事故現場のメルトダウンし、メルトスルーしたであろうその実態は掴みきれていない、解っていない、近寄れないから解らないということです。
世界が日本に求めているのは福島原発事故の収束であって、それをこんな状態にしたまま原発を再稼働させたり、輸出したりして、本当にいいんでしょうか? 石棺化とか閉じ込めの地下コンクリート壁を作るのに、放射能汚染された瓦礫の熱処理したものをコンクリートに混ぜて使用すればよいと小出さんは提案されています。
収束に時間も多額の資金も掛かる今の日本が世界に発信できるのは事故処理にまい進する姿なのに。TPP参加見送りの理由としてアメリカも納得がいくはず。それともドサクサ?を利用してアメリカに媚を売るのか? 国会議員の皆さんに今こそ国益を考えて行動して下さいとお願いしたいです。
昨日は久しぶりに夫と歩いて映画館へ。三谷幸喜監督の「ステキな金縛り」を見ました。
三谷幸喜脚本・監督ですから三谷ファミリー総出演の三谷ワールド。作りこんだハチャメチャ悲喜劇。一言で言えば「ステキな深津絵里!!」って感じの映画でした。
幽霊の西田敏行は相変わらずの熱演、弁護士の中井貴一は好演ですし、阿部寛も快演。
予告編で見た「源氏物語」の王朝絵巻に心惹かれました。
生田斗真光源氏が意外と合っているのに驚きました。
それに、ブラッド・ピットの「マネー・ボール」も面白そう。