「橋下徹氏の言論テクニック」について

今日は小林よしのり氏の「脱原発論」に次いで2つ目の記事です。
もっと早くから記事になっていたようですが、今朝になってタイトルの記事を「マガジン九条」の中で見つけました。
以前から橋下氏の演説や主張を聞いていて感じていたことがこの記事を読んで納得がいきました。
たかじんのそこまで言って委員会」時代から橋下氏の発言はどこかハッタリや誤魔化しが多くて、法廷では正義よりは勝てばイインダという弁護士さんなんだろうと思っていました。社会正義とかよりも言葉のテクニックに溺れて快感を味わっているような有能だけど尊敬できない弁護士さんという感じがしていました。
いつも誰かに受けることを狙った劇場型の発言ですし、言葉に誠意や真意は感じられないと思っていました。煽りに煽って誘導する意図が見え見えでした。人間は煽ってでしか動かないと思っておられるのでしょうか、何となく信用できないと用心してしまう人でした。

中島岳志氏(1975年生)はその橋下徹氏の言論テクニックのまやかしを、何と橋下氏自身が手の内を明かした著作によって分析しています。これは見事な方法です。是非この方法で橋下式言論テクニックを見破って中身を判断しましょう。

橋下徹の言論テクニックを解剖する


 11月27日に実施される大阪のW選挙に際して、橋下徹氏の言動に注目が集まっています。大阪都構想を実現すればすべてがうまくいくかのような幻想をふりまき、既得権益を徹底的にバッシングすることで支持を獲得するあり方は、非常に危険だと言わざるを得ません。また、そのような独断的で断言型の政治家を「救世主」と見なす社会のあり方も問題だと思います。(「ハシズムを支える社会」の問題については『創』12月号で詳しく論じています。)



 多くの人は、橋下氏の言論術に翻弄されています。彼は「ありえない比喩」を駆使し、「前言撤回」を繰り返しながら、人々の心をひきつけて行きます。私たちは、一歩引いたところから、橋下氏の言論戦術を解剖し、冷めた目で客体視する必要があります。


 その時に、非常に参考になる本があります。2005年に出版された『図説・心理戦で絶対に負けない交渉術』(日本文芸社)という本です。これは、さまざまな交渉の場面での実践テクニックを提示したものですが、著者はなんと弁護士時代の橋下氏本人です。橋下氏自身が自分の言論テクニックを披露し、手の内を明かしているのです。


 橋下氏の言論のあり方を分析するには、この本が最も役に立ちます。私たちは、今や日本で最も危険な政治家となった橋下氏の言行を、冷静に解剖する必要があります。以下では、彼の言論を客体化するために、彼自身が提示する「交渉術」を読み解いていきたいと思います。


この後、教育基本条例をめぐっての蔭山英男氏との攻防?を取り上げて解説されています。

つづきはコチラで:「橋本徹の言論テクニックを解剖する」         (http://www.magazine9.jp/hacham/111109/index.php