思い出のビーズ織りとビーズ編み

昨日のブログの真民さんの「念ずれば花ひらく」で思い出したNさん。今年72歳の辰年生れ。ご病気とかで昨年から連絡が取れず音信不通になってしまいました。
オオデマリと白雪芥子(シラユキゲシ)とクリーム色の曼珠沙華を頂きました。
オオデマリは今年大きな花を3つ咲かせて根付きました。
シラユキゲシは鉢から降ろしたのが消えてしまったようです。
クリーム色の曼珠沙華は生き残っていますが、花を咲かせたことがありません。
そして、ビーズ織やビーズ編みを教えて頂くときに参考作品として頂いた作品が左右の写真の作品です。器用なNさんの手の跡です。
織り器に縦糸を渡して、細くて長い針に横幅分、型紙の模様通りの色と数でビーズを拾って、一本一本の縦糸の間にハメ込んで、一気に横糸をビーズに通します。この作業を縦幅の分繰り返して模様を編み上げ、出来上がったら、織器から外して後始末の縦糸引きをします。それからフリンジという房飾りをつけたり、ペンダントなら紐を編んでつけたり、ブローチなら金具を取り付けます。
初めてWさんのを見たとき、こんなややこしいことは私には向いてない、無理と思いました。それが、Wさんのお宅でお茶を呼ばれたりする内に、簡単なものからと言われやってみると、本当に小さなペンダントなら数時間で出来ることが分かり、編み器と糸と針とビーズをそろえてもらうことに。
左は最初の頃の作品のペンダント。平たく編んだものを筒状につないで、房飾りをつけ、紐をつけたもの。
真ん中は上級作品。途中まで編んだら一度織り器から外してネジってからもう一度編み機に戻して編み続けたもの。右端に糸が飛び出していますが、後始末できていません。
右は、今はカナダに居るSさんからの注文、というより、Sさんのおばあ様の形見のビーズを譲り受けたので、それを使って彼女にプレゼントしたものです。大正時代の頃だと思うのでビーズは舶来だったかも。一つ一つどれも形は揃わず歪(いびつ)、色も黒一色ではなく複雑な色合い。それらをチューリップの花の所に使って編み込んでみました。これは余ったビーズで自分用にも作ったものです。
その後、Nさんから教えて戴いたのがビーズと針と糸だけで出来るビーズ編みの作品です。織り器をつかわないので、後始末しなくて済みます。終わった時が完成!ですので、これは楽で楽しい! その代り、一目一目積み重ねていく根気がいりますが、私はコチラが楽しめました。
ペンダント2点と右のネックレス。どれも軽いのが特徴です。見た目の大きさの割にビックリするほど軽い。高齢者向きのアクセサリーだと思います。
今はもうビーズを取り出すこともありませんが、先日の山口のWさんのお電話では、一人暮らしになってまた少しずつやり始めているとか。
私も落ち着いた時間が取れるようになったら又触ってみたくなるかもしれません。