「原発50基このままでいいの?」(そもそも総研)

本日、二つ目。
先週に続いて木曜のモーニングバード、玉川さんのコーナーは原発問題。
原発50基このまま再稼動していいの?」について。3つの問題点で検証です。
第1番目は、立地している地面、土地の安全性について。大飯原発の2号機と3号機の間の断層は活断層である疑いがある。また他の原発でも活断層や破砕帯が原子炉の真下を通っている可能性が出てきている。建屋はもっても配管がダメになり深刻な事態も予想されるので、早急に全原発敷地内の調査をしてほしいというお話。
2番目は、原発の老朽化の問題。これは以前、NHKの関西で取り上げられた脆性破壊の問題(蛙ブログ「かんさい熱視線『どうする老朽化原発』(脆性破壊の危険)」http://d.hatena.ne.jp/cangael/20120218/1329556063)で、その時説明された東大の先生に玉川さんが聞きに行っています。鋼は老朽化すると脆く、急激な温度変化にはガラスのように割れてしまう、特に亀裂が入っていれば危ない。井野氏がワースト7の一番下に挙げた福島第一が既に事故を起こしています。炉の損傷といえば、起きてしまえば想像するのも怖い事故です。
3番目は、原子炉の格納容器の大きさの問題。これはアメリカのNRCからも指摘されていた(NHKの番組)マーク1型の欠点。経済性を追求して安全性を犠牲にしているという格納容器の小型化の問題で、事故を起こした福島はこのマーク1型でした。(蛙ブログ昨年8月21日「欠陥原子炉マーク1・36年前のGE内部告発アメリカから見た福島原発事故』」:http://d.hatena.ne.jp/cangael/20110821/1313887149)


この三つを当てはめてみたのが、トップの大きな図。
野田首相に「安全宣言」されようが、「責任取る」と言われようが、誰も「ウソばっかり」と信じることが出来ない。
こんなに人をバカにしたウソを、どれだけ丁寧な言葉づかいで冷静、決然を装って言われようと、騙されるわけにはいかない。
原発は余りに危険。未来を諦める訳にはいかない、と思います。

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