知っておきたい「原子炉立地審査指針」

タオルミナ観光」に次いで2つ目です。
今日のお薦めブログは「おとじろうとらいるのひび」さんの「『大飯原発』は原子炉立地審査指針違反 広瀬隆さんの講演から」(6/30)です。
詳しい内容と動画は是非コチラで:http://blog.rairu.com/?eid=728
一部をコピーします:

日本には、原子炉立地審査指針というものがあります


1986年3月27日の改訂版には、左のような文が載っています。


要約すると『極めて大きな地震津波が過去になかったことはもちろん、将来にもあるとは考えられる場所には立地してはいけない』と書いてあるのです。


そして、広瀬さんは言います。


そうです、津波が来るかもしれないというだけで、そこに原発を作ってはダメなのです
だから、昨年の原発事故後、電力会社が「あれほどの大津波が来るとは思わなかった」というのは、正しいのです。「来ると思ったとしたら、その時点で、立地できなくなるはずなのです。

だから、野田首相が「例え、福島第一原発のような津波が来ても・・・・」と言った時点で、本当はそこ原発を立地してはいけないのです。野田首相はそんなことも知らなかったということなんです。

福島第一原発を襲ったのが、極めて大きな地震や大津波ではなかった」と野田さんは言えるのでしょうか。

以下の動画は必見です。



大飯原発のある若狭原発銀座周辺は、「天正地震M7,8」の巨大地震が過去に来ているそうです。

大正大地震についてhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%AD%A3%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E9%9C%87

福島原発事故の前には、原発立地指針を熟知している「大地震、大津波はそこになかったし、これからもない」と電力会社は言ってきました。
しかし、事故後は、「判断は政府がする」と逃げ、首相は「大地震、大津波が来ても私が責任をとるから大丈夫」と言ってしまうのです。



日本には、こういう諺があります。「無理が通れば道理引っ込む」


法治国家であるはずの日本は、なにもかも、今明らかにこういう状態にあるとつくづく思います。

流されないで、基本に戻る。そもそも、オカシイのはどっち?
小沢一郎氏の離党の問題でも、「民主党」の野田さんがそもそも自民党と同じ(それ「以上=異常」の)政策を掲げてそれに政治生命を掛けると言っていること自体がオカシくない?
流されると、”そもそも”が見えなくなるし、元に戻るにはエネルギーがいるし、流される方が楽みたいになって・・・フクシマでした。

   ************* (2枚の写真はアッシジの駅舎にて) ***********