「五輪メダル最多に並ぶ」と「原発4基分の火力発電所建設」

今朝のニュースで知りましたが、ボクシングミドル級村田諒太選手、48年ぶりの金メダル!! そして、女子バレーボールは韓国に勝って銅メダル!!
スバラシイ頑張りです。これで獲得メダル数がアテネ五輪の37に並んだとか。スゴイですね〜。今朝の両親とのコーヒータイム、母が、「オリンピックも今日で終わるね。暑い夏、楽しませてもらった」と。
メダルに届かなかったけど、シンクロナイズドスイミングや新体操、やり投げの元気くん、10種競技の右代選手…たくさんの挑戦にも一喜一憂させていただきました。まだ、男子マラソンがありますし、閉会式の趣向も楽しみです。

ところで、昨日、母が届けてくれた讀賣夕刊の一面は意外なニュースがトップにきていました。
「関電370万キロワット火力建設 原発4基分 再稼働見通せず 和歌山県と協議」
内容は見出しどおりですが、2006年に廃止した高砂火力発電所跡地(兵庫県高砂市)への火力発電所の新設も検討中、「来月にも正式決定する」とあります。
6面にあった解説を引用しておきます:

原発廃炉の恐れ 電力確保

 関電が和歌山火力発電所などの建設を検討するのは、政府のエネルギー政策が迷走する中、電力の安定供給へ向けて新たな電源を確保するためだ。
 東京電力福島第一原発事故以前、関電は発電量のほぼ半分を原発で賄っていた。他の電力会社に比べて原発依存度が高く、関電は11年夏、冬、今夏と3度にわたって節電要請をせざるをえなかった。大飯原発3,4号機は再稼働したが、来年秋には定期検査で停止し、電力不足が再び深刻化するのは避けられない。
 さらに、関電の全11基の原子力発電所のうち7基が運転開始から30年を超えている。政府は原発を原則40年で廃炉とする方針を打ち出している。原発が相次いで廃炉となる恐れがあり、火力発電所の建設を急ぐ必要に迫られた。
 大飯3,4号に続く原発の再稼動がなければ、13年3月期は前期比で燃料費が2400億円増える見通しだ。今回明らかになった大規模な火力発電所の新設には、数千億円規模の投資が必要となる。今の関電に負担に耐える体力はなく、大幅な値上げにつながる恐れがある。

関電一社に電気を独占させて電気の供給を一社に頼るという態勢を早く変えてほしいですね。
原発は斜陽産業、新しいエネルギーを自由競争のもとで消費者にも選べるようにするなり、早く政治が対応しないと・・・
関電の経営者や社員の皆さんには、東電のような悲惨で取り返しがつかない事故を起こす前に、原発頼みはダメだと判ったことがラッキーと思ってほしい。
◎写真は昨日4時過ぎの唐池公園の夾竹桃夾竹桃は6月の南仏でもイタリアでも咲いていた花で乾燥に強い花だと分りますが、私の夾竹桃の思い出と言えば、高校時代、阪急電車の窓から見た三国から十三駅の線路際に咲いていた夾竹桃です。
毎週、土曜日の放課後、十三経由で北千里に通っていた私は、辺り一帯レールの鉄粉で茶色一色、最悪の環境にあってギラギラ輝く太陽にも負けず咲いている夾竹桃に”強い花!”と、夏が来るたび思っていました。