お茶の集いと「原発白紙見直し」と浅田次郎さん

昨日は午後からヨガで一緒の3人のお客さんを迎えました。我が家が初めてという方がお一人。数年前にご主人を亡くされ、その後、家に居ても…ということで駅前のビルでやっているヨガに。聞いてみると昭和11年生まれで空襲を小学3年生で体験しているとか。お孫さんにも良く戦争中の話をされるそうです。伝えていかなアカンと。
それで、もうお一人中学生のお孫さんを比叡山から琵琶湖の竹生島まで一泊旅行に連れて行ったというHさんも、孫には昔のことを話しているというお話。
戦後生まれのSさんに言い聞かせるように、それからはしばらく戦中、戦後のお話に花が咲きました。戦後しばらく大阪駅から難波のあたりまで一望できたというお話には一同驚きました。焼夷弾と焼夷爆弾との違いとか、操縦している米兵の顔まで見たというお話にも驚きました。伊丹の飛行場が米軍に撤収されていたころの蛍ヶ池界隈のお話も。
息子と嫁の話には一寸ついていけないところも。もう一人のHさんは娘二人で嫁の親の立場ですし。長男の嫁には教育しなくちゃ、私はどれだけ厳しく教育されたか…という話には、嫁・姑問題、長男の嫁問題がついこの間まではあったのだと思いました。お二人とも、息子や嫁や娘の世話になるより老人ホームと割り切っておられるようです。
私とSさんはまだ独身の息子二人。といっても、Sさんの長男さんは海外青年協力隊のアフリカ2年の勤めを終わって、今年帰国の折りには、アフリカで一緒だった彼女を連れての帰宅だったようです。この夏、東京に就職先も決まり、その彼女とは東京で同棲するんだそうです。その事情もいろいろ聞かせていただきましたが、シッカリした女性で、”よかったね〜”と3人で祝福。
初めてのHiさんは手がとっても器用。編み物の先生もされていますが、昨日は余ったレース糸で編んだというドイリーとポプリを入れるレース編みのサッシェを頂きました。もう一人の最年少のSさんも器用さでは負けていません。可愛いナベ敷きにもなる正方形のマットを頂きました。


さて、数日前になりますが、8月25日の「おとじろうとらいるのひび」さんの記事からです。(http://blog.rairu.com/?eid=802
日本学術会議報告案」が、「白紙にすべき」と発表したことについて、大切なことですので記録しておくつもりで取り上げました。
ここで河野太郎氏の動画も引用されています。10分ほどで核燃料のリサイクル問題、原発が何故行き詰まりの欠陥技術なのかを分りやすく解説しておられます。そっくりコピーしてみます:

日本学術会議報告案


昨日の北海道新聞でこういう記事が出ていました→


日本学術会議』とは、なんでしょう。調べてみました。
 ウィキペディアより


科学者の内外に対する代表機関であり、科学の向上発達を図り、行政、産業及び国民生活に科学を反映浸透させることを目的とする(日本学術会議法第2条)。内閣総理大臣に任命された210人の会員(日本国内に本部を所在する各学術研究団体からの推薦に基づき、日本を代表するような研究者等から選考)により構成される



簡単に言えば、総理大臣が任命した日本を代表するかしこい科学者の人達の集まりということでしょうか。



そこの人達が

原発の使用済み核燃料を再処理して出る高レベル放射性廃棄物を地中深く埋めるという最終処分をめぐり、現在国が進めている計画は根源的に行き詰まっているとして「白紙に戻す覚悟で見直すべきだ」

とする報告書案をまとめたというものです。



なんとわかりやすいのでしょうか。総理大臣と面会した金曜デモの代表者のひとりが「子どもにでも、わかるよう“原発止める”と言わない限り抗議を続ける」と言いました。この報告書案の表現は、なんとわかりやすいことでしょうか。


そうなんです。どんなに原発を推し進めたいといっても、使用済み燃料のことから考えると「根源的に行き詰まっていて、白紙に戻す覚悟で見直すべき」なのだと思います。そのことを認めない限り、前に進むことができないというのが、今のみんなの気持ちなのではないでしょうか。


でも、実は、このことは、頭のいい科学者じゃなくても、わかることなんです。



どういう風にゆきづまっているか知りたい人は、以下の動画をご覧下さい
http://www.youtube.com/watch?v=yFCFKk5MOt0&feature=player_embedded


このブログで何度か紹介している、あの自民党河野太郎氏が、今から3年前にユーチューブにupした動画です。10分少々です。

お茶飲み話の中で、Sさんが「日本はなんでも隠そうとするね〜」と言い出したことから、ひとしきりその話に。「昔からの”寄らしむべし、知らしむべからず”ね〜」「お上意識もあるし」「お任せ主義もあるし」「自治会でも、PTAでも、子ども会でも、発言は少ないし」「言えば責任取らなきゃならないから」と、今どきの日本人の話にもなりました。
●すると、昨夜の「クローズアップ現代」は「特攻隊員千人の遺書発見/なぜ誰が集めたか」。
海軍にとって「特攻」という作戦はあってはならない作戦で後世に残したくなかったのではないか・・・。一軒一軒訪ねて回収して回った謎の解明でしたが、これも歴史から「隠そうとする」トンデモナイ行為です。
●●●ところで、昨日頂いたSPYBOYさんのコメントにあった浅田次郎氏の通販生活でのインタビュー記事。これも日本人論になっています。
今は議会制民主主義が行き詰まりの状況。原発問題は国民投票にすべき。政治家の愚民意識が問題とも。そして、原発について、福島の子どもたちのために今からでも集団疎開をすべきとも。チェルノブイリの体験も。前篇・後編、読み応えがあります。これを読むと報道ステーションはダイジェスト版、全体は是非コチラで:(http://www.cataloghouse.co.jp/yomimono/genpatsu/asada/02/