シャンソンと詩吟の会

漢詩を何回か紹介させていただきましたが、
その作者のMさんから頂いた吟詠会の案内です。
今回はテーマが「震災復興」と「脱原発」です。
←どんな吟詠になるのでしょう。
ところで、昨日は近くのメープル小ホールでHさんのシャンソンの発表会がありました。宝塚市でチャリティーシャンソンを聞いて以来の生シャンソンです。
今回は6人で3曲づつ唄うので良かったらと電話があり、その翌日カラー写真の案内の葉書がポストに入っていました。
Hさんは元ヨガ仲間でもあったので、水曜日、その案内を持って行って全員にお声を掛けておきました。昨日は5人、聞きに行きました。
ステージ上、皆さん思い思いの衣装を身に着けて思い入れたっぷりにシャンソンを。今まで、Hさんに何回かお誘いを受けて、発表会にも行きましたが、その都度先生が変わっていました。最初は女先生、次は男性。
今回は「第一回アフタヌーンコンサート」で、伴奏のピアニストも指導される先生も若くて初めての方でした。休憩後のピアノタイムではバナナボートの演奏がありました。ハリーべラフォンテでよく聞いた懐かしい曲です。生徒さんが唄った後に今度は歌唱指導の先生が歌われました。
圧倒的な歌唱力でさすがプロ!フランス語でイタリアの歌をということでしたが、素晴らしい情感のこもった歌で、歌は言葉じゃないと思いました。声の魅力やメロディ、強弱、テンポ、リズム・・・言葉が解らなくても心を打つ歌の力をまざまざと感じました。2曲目はベサメムーチョ、これもフランス語で。このお二人は、今月、新大阪でライブがあるそうです。聞いてみたいと思いました。
高音の美しいHさんは3曲ともフランス語交じりの日本語で歌われてとっても素敵でした。Hさんのお蔭で身近にシャンソンを楽しめるチャンスを頂いています。

さて、民主党は8月の3つの世論調査の結果が予想外?に「2030年までに原発ゼロ」賛成が多かったことを受けて、無視できず、6日、「2030年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入する」と明記した提言をまとめました。それを受けて、日経今日の朝刊の社説は「『原発ゼロ』提言はあまりにも無責任だ」です。
「拙速で、政権与党として無責任」と書いてあるので、どこが?と思って読み進むと、「地球温暖化を防ぐためにも原発の役割は大きい」として「自然エネルギーや省エネの拡大に最大限努めたうえで、原発は一定数を維持し、5〜10年後にその位置づけを決めるべきだ」と先延ばしを進めています。そして電気料金の値上げと最後は「使用済み核燃料の受け入れなどで国に協力してきた青森県などの意向も踏みにじることになる」と現状維持を訴えています。
3・12の福島原発事故は第2の敗戦に例えられることがありますが、日経新聞の社説を読んでいると、太平洋戦争のことを思います。一旦戦争を始めたら止めるにやめられず、殺さなくていい人達を殺し、味方の死ななくてよかった人たちを死に至らしめてそれでもなお続けることしか頭になかった当時の戦争指導者たちに重なります。
見かけ倒しにしても世論を意識してマニフェストに反映させようとしている民主党の方がマシ。政権交代していなかったら、国会議員で河野氏以外に未だ脱原発の声が聞こえない自民党では、事故後の対応は今の野田首相や細野大臣以上の酷い対応だっただろうと思います。ここは、もうひとふんばりで、限りなく早い段階でのゼロ実現と核燃料サイクルを止めさせる方向へ世論が盛り上がるよう願っています。政治や経済界、言論界の指導者たちより、命と安全の危機意識は国民の方が強く覚悟もあると思います。
抵抗勢力?も必死です:<石原都知事が6日、日本原子力研究開発機構高速増殖炉もんじゅ」(福井県敦賀市)を視察した後、記者団に「廃炉はとんでもない話だ」と語り、必要性を強調した。「もんじゅ」の実用化のめどは立たないが「日本が先んじた画期的な技術。(廃炉は)絶対にしてはいけない」と強調した。>(日経7日朝刊5頁)