9月のお茶のお稽古

昨日は9月のお稽古日。朝晩は涼しくなりましたが日中は30度ほどにもなります。七分袖にベストを引っかけスカートに足袋の代わりの白い靴下を履いて出かけました。車がなかったので私が一番。先生と少しお話しているうちにお二人がみえました。
まず、8月の選挙の話になりました。ここ十数年、スーツ姿でハットをかぶりピカピカに磨いた革靴を履いて大きな犬を2,3匹連れて滝道を散歩する紳士が巷の評判でした。私も滝道を歩くようになって何度か帽子を脱いで挨拶をするその紳士に会ったことがありました。2年ほど前にはNHKのお昼の番組でインタビューを受けて50歳代の社長さんだということが解り、住んでいる場所も中小校区らしいということが解りました。
ところが、どうも今年8月の市会議員選挙に出るらしいと言う噂が出回り、え〜〜っ?あれは選挙運動だったの〜とドン引きもいいところ、皆後味の悪い思いをしたものです。ところが、その選挙結果、なんと、その紳士がダントツ一位。維新の会と自民党から出たのですが、まさかのトップ当選です。今月、ヨガが再スタートした日、豊中から来られている方にも、「箕面市民にはガッカリ。共産党市民派を落として、犬の散歩で顔を売った人を一位にする箕面市民、オカシクな〜〜い」と言われてしまいました。答えようがありません。全く同じ話題でひとしきり。

そのあとは、文楽のお話でした。橋本市長と文楽協会との公開の話し合いができず助成金が下りない事態に、箕面市でもなんとか支援したいということで、文楽教室のようなイベントを開催する話が持ち上がってその準備の会議に顔を出したNさんのお話です。橋本さんと若手の裏方?との話し合いがもたれることになったため、補助金が降りることになったのだが、せっかくだから催し物もそのまま開催ということになっているそうです。Nさんが感心して言われるには、「橋下さんの強権、突っぱねた言い方が怒りを買うけれど、それに発奮して今まで出来なかった自助努力をやはりすることになるし、見るに見かねて周りも協力しようという風になる。それも計算づくだと思うと橋本さんは上手いな〜と思う」と。
尖閣問題、中国のデモの問題と話しだしたらお茶どころではなくなるし、Naさんは4時までに帰りたいということで、先生がひと声「それでは」でお稽古に。私は2番手。Naさんのお点前を見てからだったのに、自分の番になるとなかなかうまく順序通りにはいかない。時々、次何するんだっけ?状態で手元が止まって頭空白状態が何回か。それでも先生の一言がきっかけで元に戻れる時間は短くなったかも?
今日のお棚は桑の木の小卓(こじょく)です。置いてあるのは丹波焼きの水差し。
香合は漆に螺鈿で秋の虫が描いてありました。棗(なつめ・抹茶入れ)は黒漆に金彩で秋の野草。

今日の主菓子の練り菓子は先生手づくりで、昨日から仕込んでとのこと。
餡は出来合いだけど色染めは自分で、と仰るのですご〜〜いと二人で驚きました。シットリとしてとても美味しく途中までいただいてから、しまった写真、写真ということに。
私が選んだお茶碗は金彩の満月に雲形が彫ってあり、桔梗とススキの絵柄の京焼と白い出石(いずし)焼き。
前回お休みだったNさんの立礼式のお稽古でお茶を頂くときは、お干菓子の八つ橋と金平糖を頂きました。右の写真はお点前を終えて棚の上に入り飾りに柄杓と蓋置を飾ったもの。蓋置はひょうたんを三つ漆塗りでくっ付けた変わったものでした。
途中、来月のお稽古日を決めて、4時きっかり外に。