フィレンツェのあの街かどが!

お茶のお稽古日のその夜、Nさんからお電話を頂きました。話が途中だったということで、続きを。
Nさんは、市の図書館活動を長年活発にやっておられる方とお友達です。私もその図書館へ行ったことがありますが、それは見事な文化活動をやっておられます。ところが、今の市長(今回無投票で再選された若手のやり手)は図書館改革に意欲的で、ITを利用して図書館司書を減らし図書館を増やすという改革を始めました。で、Nさんは他市の最新式図書館を視察して機械導入の先頭に立った市会議員とも親しくしています。
私は、「図書館は貸本屋じゃないという」お友達の話は良くわかりますが、一方で合理化しても変わらないという実態の図書館があることもわかります。間に入って大変ねと私。彼女の図書館活動がどんなに素晴らしいものであり、長期の努力で成し遂げられた手づくり紙芝居コンテストは今や全国規模となって箕面で開催されているのに、それをまともに評価しないのは間違っているわね〜と二人で。
それから、話は、橋下大阪市長の話に。Nさんは、「文楽の話で言いたかったのは橋下さんの戦略が見事だと言うことと、もう一つ、その戦略の為にはどんなに非情かということも言いたかった」。Nさんの変化です。以前は改革はあれぐらいでなければ出来ないと橋下氏の手法を手放しで評価されていました。(変化の理由は?、橋下氏の政策では日の丸/教育問題は安倍さん支持みたい?だから変わらない?としたら、維新とみんなの党との関係で人間的に冷たい、人間関係より目的の方がというところ?が嫌になられたのか…今度聞いてみよう)。橋下さんについては母も1年ほど前から「やり過ぎ」と言い始めました。大阪でも少しフィーバーは収まっているかも。(脱原発を願うことが即政治家を選ぶ基準とはなっていない人たちもまだ多いように思います。クラゲマークもまだまだ宣伝不足のようです。マスメディアは政局とか中国問題は派手に取り上げますが、原発やその被害状況ではムラ内(うち)でダンマリですね)
一方、尖閣問題で、今の自民党の総裁候補の演説を聞いていると怖い、と私が言った時、お二人は「なんで〜? あれくらい言わなきゃ〜」という感じでした。Nさんは帰ってから私のブログの「自民党の右傾化」について読んだので言いたいことは分ったと。Nさんは「それでも野田さんの嘘八百よりまだ自民党の方がマシかな〜、町村さんがマシ」と言うので、私も、「5人の中では町村さんがマシかなと思ったら健康問題がね〜」と。話していても尽きないので、二人で「じゃ」ということになりましたが、Nさんも「自民党の誰か一人でも脱原発と言えば自民党の支持も増えるのに・・・」「何で、沖縄行って演説するのに、誰もオスプレイの問題を言わないの?」と私。
その夜のニュースステーション。ゲストコメンテーターが「野田さんは信用できない。だけど、自民党はもう一つ信用できない。それなら、このまま任期一杯やっててもらってその間に態勢を整えて・・・」という言い方をしていましたが、私も、考えて、そう思うようになりました。
野田さんが辞めて自民党になれば、増税問題は同じ、TPPもだいたい同じ、原発問題は、「ゼロを目指す方針」すら撤回されかねないし、数年でどんどん原発は動かす、尖閣では中国敵視政策をとって日米共同軍事行動を取りかねない、、、となると、党内にブレーキをたくさん抱えた民主党の政権で、このままウソでもキレイごとでも言って「もはや私(私心)はありません。国家と国民を愛しています」という野田首相のままの方がいいのか・・・その間に「日本維新の会」もボロ?が出るかもしれないし、脱原発の国民連合の態勢も整うかもしれないし、国民の方はもう少し勉強して見極めがつき投票のための準備ができるし・・・と思いました。(ユリの花は17日山歩きの途中聖天さんの境内で一輪だけ咲いていました)
●●さて、金曜日、官邸前のデモ。この日も続けられています。「特別な一日」さんで是非デモの様子を:「大工よ、ヒマワリを空に高く上げよ:9.21大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議」(http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20120921/1348237447) 写真の画面が暗くなっているのに日が短くなっている秋の深まりを感じます。そういえばお彼岸ですね。白い風船も健在?です。

前置きが長くなりましたが、今日のタイトル、先日NHKの旅番組を見ていたら、6月のイタリア旅行で行ってきた街かどが画面に!!
木曜日の夜8時から「世界びっくり旅行社」という番組、<釈由美子イタリア・フィレンツェ魅惑の旅>とあり、6月に行ったところなので見て見るか〜と軽い気持ちで新聞を読みながらチラチラと目をやっていると、なんと! 忘れもしない、水飲み場か手洗い場のような大げさな飾りのついた街かどの造作物?が写っています。なんと、なんと!!「世界遺産の町に住もう!」とかでその三角コーナーの二階の部屋をオーナーさんの案内で見て回っているし、借りて住むことに!! 
自分の部屋にこもって山の計画をたてている夫に声を掛けて、ホラ、ホラ、朝、果物を買ったお店! そう、そう! アルノ川の向こう側! ピティ宮もラファエロの絵画で埋まった部屋にも、行った行った! でした。ヴェッキオ橋に、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会や大丸屋根のドォーモも、ということで写真を・・・それだけのこと?と言えばそれだけのことなんです。
そう、そう、この番組で知ったのですが、世界遺産の歴史地区に住むには、窓枠のペンキの色まで緑か茶色と決められていて、それも同じ色を塗り続けなければなりません。それで新しく塗るときはペンキ屋さんで同じ色を調合して作ってもらっています。またパラボラアンテナまで茶色に塗っていました。それであんな美しい街になっているんですね。下の写真中「物件」と書いた場所が釈さんの泊まった所で私の撮った写真を並べてみます。釈さんが泊まった部屋は三角コーナーの2階。その下が水飲み手洗い風の造作物。