今日は3・11から丁度1年と7か月です。(ジンジャ―に次いで本日二つ目です)
今朝のモーニングバードの「そもそも総研」は「30年代原発ゼロ」が可能か?というテーマでした。
いつもながらキャスターの玉川徹氏がするどく迫っています。今朝は夫の方は早くから仕事で外出、私一人で両親とのコーヒータイム。丁度母が今から30年近く前の俳句を始めた頃の話になったので、しまった録画しておくべきだったと思いながら、前半はテレビの方は聞き流し、後半の二人の国家戦略相に原発ゼロ政策の覚悟を迫る辺りメモ代わりにカメラで撮りましたので、まとめてみます。
経団連の米倉会長と会った自民党の安倍総裁は「原発維持」を明言しました。選挙で原発に関して言うなら民主党の方が国民の大方の意向を表していると思います。橋下氏の大飯原発再稼働反対が原発ゼロにつながるかはこれで大いに疑問です。橋下氏が代表を務める日本維新の会はトップに安倍氏を迎え入れようとしていたのですから、原発に関して、当面民意を考慮して「原発維持・推進」を表だって言わないという作戦?の可能性大いにありです。
途中からですが、玉川さんの質問の「経済界が反対していますが?」に対して・・・
古川全国家戦略相:経済界全体ではありません。例えば楽天の三木谷さんたちがやっている若い経済界の方たちが集まっている新経連(新経済連盟)という経済団体は賛成しています。
玉川:経団連とかは反対ですが、突破できますか?
古川:経済成長をしていけば当然エネルギー消費量も電気の消費量も増える、しかし、今は経済成長するけれどもエネルギー消費量が増えないという状況に入っている。経済構造自体が変わりつつあるんだと思います。
3・11事故を踏まえれば価値観も暮らし方も変えていかなければならない。変えていこうというのがあの震災や事故があった時の国民みんなの気持ちだったと思います。まさにその「原点」というものを忘れてはいけないと、そういう思いだからです。
「2030年代に原発稼働がゼロになるようにそこを目指してやていくんだと、これは大きな方向性はしっかり閣議でも決めたんです。
実は今回の戦略でも矛盾があると批判をいただいていますが、もともとこれまでの原子力政策自体が矛盾をかかえていた。使用済み核燃料の最終処分や再処理の問題など。とにかくどんどんと使用済み核燃料の量だけ増やしてきたわけです。ツケは将来の世代で、とにかく今の世代だけを考えて。あえてこれまで半世紀にわたってアメリカなんかとも協議してできた体制ですから、しかし、やはりこれは逃げないで正面からこの問題について議論を始めようと決め、アメリカも含めて、たのです、だからこそ、これは大きな、そういう意味では”一歩”を踏み出したのです。
玉川:アメリカの言いなりになるわけではないと?
古川:それはやはり主権国家として日本の将来の世代に対しても責任を私たちは持っているわけです。今の世代を生きる我々は次の世代のことも考えて、この問題、逃げないでこれから議論していかないといけないと思っています。
玉川:アメリカには逃げないで自主外交を貫いてほしいと思いますが出来ますか?
古川:そのことはしっかり独立国としてやっていきたいと思っています。
玉川:意外なくらいハッキリとしたコメントですが、古川さん、もう大臣じゃないんです、そこで大丈夫か、前原さんにも聞いています。
玉川:古川前大臣は正面から戦っていくと言ったが姿勢に変わりはありませんか?
前原新国家戦略相:変わりません。私が政調会長の時に先月アメリカに行きまして、エネルギー省のポネマン副長官とお話しましたが、彼が基本的に言ったのは「日本のエネルギー政策は日本が決めるべきことであるということが基本」。
ただ、今まで協力してやってきたことで、P5(国連安保理の常任理事国)でもない日本が(使用済み核燃料)再処理を出来ることになってきたという様々な日本が行ってきたということはアメリカ含めて全ての利害共有者”ステークホルダー”から理解を得てやってきたことだから、変更するにしてもシッカリ説明責任を果たして、また時間をかけて柔軟性を持ちながら”ステークホルダー”と話もしながら進めたい。
アメリカから言われて(原発ゼロ)後退したということはございません。
玉川:ということで、今日の「むすび」はコレ!!(→写真)
◎古川氏の「原発ゼロ」に向かうのは、3・11が「原点」で、変わらなければ変えなければという思いを強く感じますし共感できます。
前原氏の「アメリカもそう言ってくれてるし〜」という感じの言い方は、前原さんらしいとはいえ、大丈夫かな〜です。
それでも、自民党に比べれば遥かにマシですが。
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