脱原発と女性・「緑の党」(昨夕の「キャスト」より)

昨日の夕方、ABCテレビの「キャスト」で「主婦が街頭で叫ぶ 脱原発への願い」というタイトルで脱原発運動における女性を取り上げました。参加している女性は差し出されたマイクに「今まで誰かが何とかしてくれると思っていた」「子どもたちに申し訳ないという気持ちがものすごく強いです」。
どのアンケートでも原発反対は女性が多く、エネルギー問題になると逆に男性が多いそうです。
先日「keniti3545」さんのブログ(http://d.hatena.ne.jp/keniti3545/20121111/1352624912)でも、印象に残る女性の発言がありました。
原発の専門家じゃないと難しい事は言えないのか。
でも子どもを2人産んで、大事に育ててきた私は、命の専門家ですから、発言し続けます。」(原発銀座の福井から来た女性ーー【諏訪都リポート】 再稼働の嵐に備えて 「阻止全国ネットワーク」結成 2012年11月10日)
昨日のキャストで取り上げられたのは今年7月に結成された「緑の党」の代表の一人です。
31歳の京都市在住の長谷川羽衣子さんは3・11以後各地のデモに参加しました。それまではデモに否定的で参加したことがなかった長谷川さんでしたが、「良く考えると”脱原発”とか”原発賛成”とか自分の意志を示す機会は意外にも少ない」と思ったそうです。
その後、「デモはもちろん必要だと思うが、それでは世の中は変わらない」と、今年7月28日、日本版「緑の党」を結成、代表の一人となっています。


世界の「緑の党」は約90の国と地域で活動しています。
ドイツは2022年までに全原発廃止と自然エネルギー推進を決定。ドイツ「緑の党」の議員は今年来日して滋賀県の嘉田知事とも面談、その席には長谷川さんも同席していました。
日本の「緑の党」は党役員の過半数を女性が占めるという新制度を採用して、原発廃止と女性登用を両立させています。
ところで、石原慎太郎氏の新党は「太陽の党」とか。
また、昨日は俳優の菅原文太(79)が年内に、「いのちを大切にする社会」をテーマとした国民運動グループ「いのちの党」を結成するというニュースをネットで読んだところでした。
産経ニュースによると、結党の理由は、「異常な国になってしまった。若い人の自殺や子供への虐待、いじめは減らない。いのちが物のように粗末にされている。それなのに政治は抗争ばかりして、なんの手当もしようとしない。このままではこの国は滅びるよ。だから、動くことにした」ということで、「呼びかけ人には東北大学大学院の安田喜憲教授やアフガニスタンの難民支援で有名な医師の中村哲JR東日本松田昌士元会長らが名を連ね、年内にも結党予定。「脱原発」「反消費税増税」などの講演活動を行い、政治家や国民を啓発していきたい考えだ」とのことでした。引用先:http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121113/plt1211131141004-n1.htm
ところが、野田首相の爆弾発言で、衆院の解散は最短であさって16日という事態です。
小党乱立ではいよいよ「大同団結」が必要になってきそうです。
決まってしまったようです。7時のNHKニュース、字幕で、衆議院選挙、12月4日公示、16日投票。
3・11以後初めての国政選挙です。脱原発の願いを取り上げてくれる政治家、政党を選びたいものです。