今日、「NHKニュースの放射線量急上昇」に次いで、二つ目の記事です。
16日の金曜日は、国会解散日に当り、テレビや新聞は一斉に選挙に突入でした。
石原慎太郎氏と減税日本、いや橋下氏の維新と、合流だ吸収だ野合だと大騒ぎですが、『静かに』、官邸デモは続けられていました。
一区切りと仰っていた「特別な一日」のブログ主のSPYBOYさん、今回も参加してルポを届けて下さっています。
「東京都の言論弾圧と11.16大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議」:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20121117/1353121526
今回は日比谷公園使用禁止の経緯を書いておられます。副知事で都知事候補の猪瀬直樹氏の言いぐさが、さすが石原前都知事の名サポートをこなしている人だけあってソックリです。言論の自由とか民主主義の問題という捉え方は一切なく、SPYBOYさんの憤りが伝わってきます。是非16日のデモのルポを読んで私たちも再稼働反対の脱原発デモに参加しましょう!
もう一つ是非紹介したいブログがあります。
「一歩、また一歩と・・・」さんの14日のブログで、
11月9〜11日まで開催された「ふくしま会議2012」に参加された感想を書いておられます。
引用先:http://blogs.yahoo.co.jp/nhkhp146/63683928.html
ふくしま会議2012参加記
昨年に続いて11月9日〜11日に行われた「ふくしま会議」に参加しました。昨年は最終日の分科会だけ参加しましたが、今年は9日に行われた被災地バスツアーにも参加し、10日の全体会は仕事で参加できませんでしたが、11日の分科会には妻と一緒に「健康・医療」に参加しました。
ふくしま会議(facebook):http://www.facebook.com/FukushimaKaigi
とにかく色々なことを感じましたが、震災と原発事故から1年8か月が経って、被災者の自立、被災地の復興とそれを阻む移転の問題、深刻化する原発避難者の苦難、放射能と健康被害をめぐる様々な解釈と対立、国や県に対する根強い不信、全国・全世界から福島に駆けつけて活動する様々なNPOや団体・・・。
本当に色々な難しい課題が、この「ふくしま」という地には渦巻いています。そして、福島県民も、県外からの支援者も、被災者も、そうでない人も、本当に色々な立場の人が、この「ふくしま」の抱え込む難しい課題に立ち向かい続けていることを、あらためて知りました。そして、1年8か月が過ぎて、今、それぞれの立場や意見の相違を超えて、互いに連携しあい、課題を共有しあい、乗り越えようとし始めていることも知りました。
私自身、もともと福島市の住民であり、妻の実家、親戚はじめ、多くの原発避難者の実情を知る立場でもあり、また、県外へ自主避難をしている当事者でもあり、また、県内外で避難者、被災者の支援活動をしている当事者でもあるので、そうした様々な立場から、会議に参加し、知り合った何人かの方ともお話をさせてもらいました。
印象的だったのは、いわき市から警戒区域ギリギリまでの被災地を巡ったバスツアーの中で、たまたま知り合った方々と会話を通して、外から見た「ふくしま」への目線の、ほんの一端を知ることができたことです。福島県出身だが県外に住んでいて、ずっと震災以来、ふくしまのことを思い続けている方、もともと福島出身ではないが、震災と原発事故をきっかけに、それまでの立場を捨てて福島の現場に飛び込み、福島の地元の人と関わりながら独自に活動を展開している方など、様々な「外部の目線」を知ったのは、今回の大きな収穫だったなと思います。
正直言えば、私自身、福島に住んでいない人や、震災と原発事故まで福島に住んでいなかった人に、「ふくしま」の抱える複雑な問題群が、どれだけ理解できるのだろうという素朴な疑問があります。また、そうした外部の目線から発言される言葉には、ときに無責任な、当事者の立場や思いからひどくかけ離れたものもあります。そのために、私自身、何度も傷ついたり、悩まされてもきました。今でも、そうした福島県外の方との間で、ちょっとした意見・考え方の相違を感じたときに、強い抵抗感を覚えたり、「結局、福島の現実なんて、いくら言っても県外の人には伝わらないんだ」と半ば諦めの気持ちになったりすることがあります。
しかし、今回、バスの中でお話した何人かの方との会話の中で、そうした壁を乗り越えていくヒントのようなものを少しだけ感じたのです。まだ、うまく言葉で表現できないのですが、あえて言葉で表現すると、こんなことだろうと思うのです。つまり・・・
・・・人間だもの、お互いに全て理解しあえなく当然。知らなかった、聞いたことがなかった、考えたこともなかった・・・。そんなことは、当たり前。それで仮に自分が傷ついたり、人間不信に陥っても、損をするのは結局自分自身。知ろうとすること、耳を傾けようとすること、考えようとすることは大切なことだが、それ以上にもっと大切なことは、知らしめようとすること、言葉にして語ること、問題提起をすること。そして、たとえ理解が深まらないからといって、すぐに諦めないこと。相手に対して不信を持つ前に、自分自身の表現力を磨こうとすること。常に、そうやって前向きに人間を、社会を受け止めて、伝え合っていく中で、必ず、見えなかったものが見えてくるし、本当に伝えたかったことが伝わるようになる。そう信じること。
とにかく、ふくしま会議では、色々な刺激的な議論がなされ、また、色々な新しい課題も浮き彫りになったはずです。ただ、これだけの大きな問題を議論する場にもかかわらず、参加者がこれだけしかいない、というのは、ある人が言っていたことですが、やっぱり「勿体なさ過ぎる」、というのが、私の率直な感想です。
全体会や分科会での議論の中身は、ふくしま会議のHPで掲載、紹介されているはずです。ここでは、あえて紹介しないので、是非、直接ホームページから見てください。
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