「衆院選で示したい 私たちの意志」(マガジン9条)

嘉田さんの「卒原発」の「未来の党」が出来て、脱原発は今回の選挙の争点になりました。
原発必要」の石原氏と合併して脱原発を外した「維新の会」は慌てて原発は「30年代までにフェードアウト(視界から消える?)」と苦心のゴマカシです。「任せてください。一度やらせてください」だけがホンネでは、危なっかしくてとても任せられません。(今日の「内田樹の研究室」もこの「”フェードアウト”について」です:http://blog.tatsuru.com/2012/11/30_1029.php
昨日の石原・橋下両氏の政策発表の記者会見は、質問する記者に質問返しをして両氏ケンカ腰にも見えました。この人たち大丈夫〜? 前日の嘉田新党「未来の党」発足が両氏を焦らせているのかも。
ところで、もう一つの争点は「右傾化阻止」だと「マガジン9条」の表紙にでていましたので、コピーしてみました。引用先はコチラ:http://www.magazine9.jp/(文字色、大きさ、太さby蛙)

今週の「マガジン9」2012・11・28(水) Vol.381
衆院選で示したい 私たちの意志


「こんなに右傾化してしまって・・・選挙後は暗黒の4年間を過ごすことになる」と元外交官の孫崎享さん。

「国民の多くは中道リベラルをのぞんでいるはず。それなのに受け皿がない」と元農相の山田正彦さん。


 彼らの言葉に同意しつつため息をついていた先週でしたが、ここにきて希望が見えてきました。すでにマスコミでも大きく報道され、今週の「お散歩日記」でも取り上げていますが、「卒原発」を掲げる新党「日本未来の党」が27日に結成表明されました。



 代表の嘉田由紀子滋賀県知事が記者会見したその日のうちに、「脱原発」「反TPP」を政策とする小沢一郎氏率いる「生活」や、前述の山田氏が共同代表を務める「脱原発」などが次々と合流を表明。「みどりの風」所属の衆院議員らや社民党を離党した阿部知子氏らも加わる予定で、「衆院の国会議員の数から言えば61人という、現段階では民主党自民党に継ぐ勢力になった」と今朝の新聞は伝えています。



結集の黒幕は小沢氏? という揶揄もはや飛び交っていますが、脱原発を掲げる小政党が結集して、国会内に影響力の大きい勢力が作られることは、大歓迎です。受け皿が間に合ってほっとした、というのが正直な感想です。



 今回の選挙において、もう一つの重要な私たちの役目は自民党日本維新の会が公約で掲げる「集団的自衛権の行使」や「自衛隊国防軍にする」「核シミュレーション」などをやろうとする勢力を国会内に作らせないということです。「憲法改正」を政策に入れている党は、自民党や維新の会以外にもあるでしょう。しかし安倍晋三自民党総裁石原慎太郎維新の会代表らの9条改憲へと向かう、その背景にある思想は、他に比べ飛び抜けて危険です。



 脱原発」を実現できる勢力を国会に送り込むこと、そしてタカ派的で復古主義的な憲法改正をしようとする勢力を落選させること。この二つを今度の衆院選で主権者としての権利、「投票」によって示したいと思っています。



 脱原発へと舵を切り、右傾化への歯止めをかける。私たちの意志としてそれをはっきりと示すことができたら、日本の未来に一筋の光が差してくるのではないでしょうか。

◎今朝は生協さんの集配がありましたので、コーヒータイムを9時過ぎに抜けて母との話が途中になりました。
母は昨日から一日やはり考えていたようです。今朝は今度の選挙は脱原発が争点だという話になりました。
「何が何だかわからへん」と言っていた母ですが、母の方から「嘉田さんは8月か9月頃から小沢さんと会っていて、小沢さんの方からの話だったみたい」と言い出しました。「そうだって、だから素人ばかりじゃないのよ・・・」と私。「福井の人は脱原発は困る、原発が無くなったら仕事がなくなると言ってた」と母。
「それは福井だけじゃないよ。原発は都会を避けてわざわざ地方に作ったのだから。でも、その福島で事故になれば、10万人以上の人たちが住む場所を無くして帰るに帰れないようになるのよ。地震津波の被害も家屋敷人がさらわれて大変だけど、原発事故は放射能被害だからもっと・・・」。
夫が「福井で福島みたいになったら琵琶湖の水はダメになって、僕たちは飲む水がなくなることに・・」「そう、そう、それは、そう」「だから嘉田さんは滋賀県知事として責任を感じて・・・」「そう、そう。でも、原発無くして困る人たちが・・・」「だから国が方向を決めて、地方が困らないよう、別の産業を起こすなり、今まで原発のために使ってきたお金をまわすなり、そういう方向を今度決めてもらわないと」「世界にそんなこと決めたところあるの?」「あるよ〜ドイツは福島の事故で10年後に原発やめるって決めたし、イタリアもベルギーもスイスも」で、生協さんの車が来たので私は外に出ました。
今度は母に「『ひ孫のために』日本の将来を考えて投票して・・・」と言うつもりです。

写真は賑やかなサンルーム。
動物に説法図のタイルは今年イタリアの聖フランチェスコ教会で入手したもの。ステンドグラスの窓に絡んでいる小さな葉のツタは、結婚式の花嫁さんのブーケによく使われるアスパラガス・スマイラックス