金曜デモと「未来の党」飯田哲也氏

官邸前の大飯原発再稼働の抗議デモ、毎週ルポを届けて下さっていた「特別な1日」さんは今週と来週お休みの予告がありましたので今日は日経新聞政治面の4頁、小さな記事から全文移してみます:

原発デモに参加
小沢氏 日本未来の党小沢一郎氏は14日夜、国会周辺で毎週金曜日に集まっている反原発デモに参加した。「衆院選脱原発の声が必ずしも広がっていない。心配している」と強調。「自分の信念として自信を持って脱原発をやればできると考えている」と訴えた。

今日の「生き生き箕面通信」さんでは、同じく小沢一郎氏の言葉を取り上げていますが、これを読みますと日経はマスコミ批判をカットしていることがわかります。小沢氏のデモ参加者への訴えは続いています:引用先:12月15日<「脱原発の声をあげてください」と小沢一郎氏>http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/931e678658a3f88165e1a97f6b14ab62

「子どもたち、孫たち、そして日本のために『脱原発』の声を広げてください」と、金曜デモで小沢一郎


 「残された時間は明日一日だけだけど、最後の最後の1秒まで努力しましょう」と、懸命に訴えました。昨日12月14日、岩手県での選挙戦日程を打ち切って駆けつけた小沢一郎氏は、既に日が落ちて暗闇の首相官邸前・国会正門前で恒例の金曜デモの人々に気迫を込めて呼びかけました。



 「明確に期限を切って『脱原発』を主張しているのは、わが未来の党だけです。しかし、脱原発の声はあまり広がっておりません。なぜでしょうか。マスコミが、脱原発という言葉を総選挙の争点から外しているからです。既得権と癒着するなかで、その中に組み込まれたマスコミは脱原発という言葉を外しています



 「これは本当に大きないびつであり、こうした状態がまかり通って行くなら、日本の将来は真っ暗な道を進むことになります。民主主義は数です。多数決であります。数が少なければ、どんなに立派なことも実現できません。最後まであきらめずに、『脱原発』の声を一人でも多く広げてください。お願いします」

さて、昨日の午後、久しぶりに山口のWさんに電話。「未来の党」の飯田哲也さんのお話でもしようと思っていたのですが、しばらくお互いの近況報告をしてから、選挙の話に。「飯田さんが出てるのよ、あの人、いつも遅〜い!」とWさんの方から名前が出てビックリ。「そうなの〜!? そうか〜、途中で消えちゃったと思ったら、山口で立候補してるんだ!」「そうよ〜1区。いつも自民党の高村さんで、今度も又か〜と思っていたら・・・」「じゃ、嘉田さんの代表代行で名前が出て、そのあと、小沢さんとこと合流して、そのあと?」「そう、だから、1週間かそこらよ。でも、山口県知事選に出てたから、今回はひょっとすると当選するかもわからない」「そう! じゃ、楽しみに注目してるね」「山口1区だからね」。
私からは、朝のコーヒータイムでの母との話をしました。小出さんのインタビューの内容と母の反応と選挙の話。「ホントにね〜どうして解らんかったんやろって思うもんね〜、解って原発作っていた人たちがいたのに、誰も何も言わんかったんやね〜」「反対していた人たちの声が耳に届かなかったね〜。それを思うと申し訳ない気がする」と私も。Wさんは「放射能が出てても怖くないというのが解らないね〜」とも。
「石原さんの言ってること聞いてると怖いね〜」「安倍さんもそうだよ〜」「安倍さんは山口だから当選してもいいんだけど、言ってることは怖いね〜」と。「カナダのSさんが電話で日本の右傾化がカナダで心配されていると言ってたので、今度の選挙で国民がそれを望んでいるかどうかわかると思うと答えた」と私。それから、Sさんの住所をファクスするよう頼まれて電話を切りました。
その飯田哲也氏について、維新の橋下氏が腹立ちまぎれ?に「日本未来の党」攻撃にひっかけて、あることないことを言い出し始めました。飯田氏は元エネルギー戦略会議のメンバーで、橋下市長が「負けた」と言ってOKを出した大飯原発再稼働の責任を取った形で辞任、その後山口県知事選に脱原発を訴えて挑戦、敗れています。今回、嘉田滋賀県知事の「日本未来の党」結成の際、小沢氏の「国民の生活が第一」が合流するまでの間、飯田氏は代表代行でした。それに対して橋下氏は猛然と個人攻撃の形で戦略会議そのものについても無茶苦茶な発言をしていました。それで、とうとう当事者である大阪府市エネルギー戦略会議が抗議の声を挙げました。これも今日の「日経」社会面囲み記事から全文です:

「活動、維新のためでない」
 大阪府市エネ戦略会議 橋下氏発言に懸念表明



 有識者で作る大阪府大阪市の「エネルギー戦略会議」の委員9人が14日、日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長衆院選中の発言は、エネルギー戦略会議が維新の活動に協力しているとの誤解を招く恐れがあるとして、懸念を表明する声明文を発表した。
 橋下氏は、維新が衆院選原発ゼロを掲げなかった理由を「大阪市の戦略会議で議論してもらっているが、(原発ゼロに向かう)プランが出てない」と説明している。
 声明文は「会議は府市のために活動しており、維新のために活動しているわけではない」と強調。脱原発への工程表が完成していない原因は「府市の不手際で9月以降の活動が停止されたことにある」と反論した。

今朝のコーヒータイムはカナダのSさんから私が送った「開運暦」が届いたお礼の電話が入って色々長話になったので加われず母と選挙の話にはなりませんでした。明日未だありますので最後にもう一度話してみるつもりです。
昨日のNHK夜7時半から30分の「かんさい熱視線」はノーベル賞受賞者山中伸弥さんを取り上げてノーベル賞に至る道を紹介、タイトルは「予想外こそチャンス」でした。
山中さんと言えば、最近、小出裕章氏が語ったエピソードが心に残っています。小出氏が奈良だったかで講演された時、聴衆の一人として山中氏が来られていたそうです。「普通の学者さんは私の講演なんか聞きに来ませんからね、普通じゃない人だと思いました」と小出さん。(訂正12/26:「12月26日 小出裕章さんから山中伸弥さんに関する発言のお詫びが届きました」(http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/12/26/yanamakasinya_2012dec26/
原発への考え方や姿勢を知ることは、その人の人間性を知る大きな手掛かりになると思います。
◎トップの写真は北側の玄関先に咲く「獅子頭(寒椿)」と、ほころび出したカニサボテン(シャコバサボテンあるいはデンマークカクタスとも)