「与謝野晶子未収録歌4首発見」

今年も本当に残り少なくなってきました。年齢の所為か日が経つのが早くて一週間があっという間です。
今日はヨガの最終日、一緒にランチをして、いろんな話になりました。2時頃帰って、夫と二人で歩いて映画館へ。
レ・ミゼラブル」を観ましたが、感想は明日にして、今日は、月曜日の新聞から。

まずメモ代わりにフィギュアスケート女子の3位までを。「一位はフリーで逆転優勝の浅田真央中京大)。2位はSP5位の村上佳菜子中京大中京高)が巻き返し。3位は14歳の宮原知子(関大中)が健闘、初の表彰台。SP首位の鈴木明子は精彩を欠き4位にとどまった」。

さて、もう一つの24日の記事は京都に住む元医師の書庫から見つかったという与謝野晶子(1978〜1942年)の未収録歌4首で、昭和初期に即興で作ったものらしく、筆跡から本人自筆とみられるとか。

・ かがやきぬ我等のくにの太陽の今生れくるわたつみの上


・ 東京を二里のあなたにして住めば早くほのめく天の川かな



・ 恋などは忘れはてゝもわが心なわすれ草の色をこそすれ



・ 紫陽花の枕にすべくなりゆくやうすものをして人は細れど

記事によると、堺市立文化館与謝野晶子文芸館が調べたそうです。
元整形外科医・岩本十九二(とくじ)さん[80]の所蔵図書に紛れていた。京都帝国大学教授教授だった岩本さんの縁者が戦前、京都市内の自宅でしばしば開いた文化サロンに晶子を繰り返し招き、揮毫(きごう)を依頼したものらしい。
未収録歌はいずれも岩本さんの縁者が趣味として筆写していた万葉集の余白ページに書かれていた。与謝野晶子は合計37首を寄せており、大半が旅にまつわる歌。
晶子研究に詳しい日本文芸学会常任理事の入江春行さん(85)の話:「昭和の初期、すでに有名だった晶子と与謝野鉄幹夫妻は全国を旅し、旅先で請われたら気安く応じて歌を詠んでいた。今回のケースは、鉄幹の甥に京都帝大医学部出身の人物がいたことなどが接点になり、交流があったのだろう。いずれにせよ、晶子の全集には約4万首が収録されている。全集に漏れた晶子の歌が、なお各地に埋もれている可能性は高く、まだまだ出てくるかもしれない」

1つ目は、初日の出代わりに新年にピッタリかな…。2つ目は、これは遠距離恋愛の恋の歌? 3つ目は、家事・雑事に追われても恋心は忘れてません、かな。4つ目は一寸分らない・・・ 与謝野晶子さんと言えば、「きみ死に給うことなかれ」が有名ですが、行動の人でもありましたね。逸翁美術館の展示会でも沢山の自筆の歌や手紙を見ました。子育てしながら作品を書き、と女性の生き方の何年も先を行く人でしたから、その歌は今でも新しくて生き生きしているのかもしれません。
(写真は昨日の当対池土手で見た綿毛で真っ白な立ち枯れのセイタカアワダチソウ