祝島とこれからの暮らし方(「アンカー」より)

昨日、夕飯の支度に取り掛かりだした5時過ぎ、関西テレビの「アンカー」で、大阪市天王寺区にある聖徳太子が建立した四天王寺の境内で今月5日に行われたという「わっか市」を取り上げていました。
自然農法や無農薬の野菜、産直の物品が並べられて賑わっています。それから、無農薬野菜を使って旅館の女将をやっていた方が、3・11以来海外からのお客がパタッと無くなって…という話から、その中川さんという女将さんが山口県祝島を訪ねるのです。
いったい何の番組!?と夕飯の支度を止めてテレビを見ることに。
山口県の上関原発予定地のすぐ近くにある祝島は、1982年、中国電力から提示された約10億円の漁業補償金の受け取りを拒否。原発反対の闘争をもう30年間日常的に行っています。鎌仲監督の映画で知ったことでした。(「ミツバチの羽音と地球の回転http://d.hatena.ne.jp/cangael/20111024/1319441181
漁師や豚を飼っている農家の方が言います、「今の電気で充分豊かな暮らしが出来る」「地元で自分たちがとったヒジキや魚を食べつづけたい」「企業も人もみんなそれをなぜこんなに大切にしないのか」、「40年しかもたない原発を作って海を汚されたらそれでおわりだ」。
訪ねた中川さんが言います。「上関に原発ができても電気を使うのは都会の人。地方が犠牲になってという仕組みが出来てしまっている」「3・11のあと急に放射能が騒がれているが、それ以前の農薬や防腐剤や化学肥料はどうなの?」
大阪の「わっか市」で若い母親たちが言います、「ここのを食べると体調がいいし、味が美味しいから子供が喜ぶ」「子供には安全でおいしいモノが一番、少々高くても」「子供はおいしいのはすぐわかりますから」。
中川さんは言います、「エネルギー消費を抑えてもこんな快適な暮らしがありますよと訴えたい」。
この番組、タイトルは「市場から農作物と原発を考える」でした。ちょっと気になった番組でした。

四天王寺わっか市」で検索したら出てきました。「コンセプト」をコピーしてみました。

私たちの未来(大げさですが・・・)を守ろう。って観点から始まりました。  

現代は便利です。口に美味しいものもたくさんあります。  

でもそれって本当のものでしょうか?

便利なものって人間力を低下させちゃうんじゃないでしょうか?  

五感も鈍くなる。すなわち想像力もかけ落ちそして、思いやりなやさしさも・・・。

食物も薬品漬けのものだらけ・・・。

体と心が健やかであってのくらし。

もう一度暮らしを見つめなおしてみましょう。


ちょっと前のくらし。

家族そろっての夕食。

父や母からの道具などの使い方のレクチャー。

おばあちゃんが「いいもんやから」と大事にものを扱う姿。

人間どうしで会話をしながらの売り買い。

便利ではなかったけどココロ豊かで穏やかな幸せがありました。

そんな暮らしの温故知新をみなさんに提供したいと思います。                    
出店者どうしも横のつながりを持っていただけましたらなら尚幸いです。
小さい波動も大きくなれば波、ウェーブとなります。
この市から何かが始まればと願っています。

(上の写真のバラはピエールドロンサール、下の写真の花はシソ科のプロスタンテラ)