今朝のニュースと俳句と八重の十薬,そしてジュネーブ”シャラップ事件”

◆今朝の新聞から。まず「脱原発集会 東京で相次ぐ」から。昨夜のニュースでも映像が少し流れました。「脱原発を求める大規模な集会が2日、東京都内各地であり」という書き出しの小さな記事によりますと、「さようなら原発1000万人署名」の大江健三郎さんらが呼び掛けた集会は港区の芝公園で開かれ、主催者発表で約7500人が集まった」とか。「毎週金曜日に首相官邸前で脱原発を求めて抗議行動を続けている「首都圏反原発連合」も国会近くで集会を開くなどした」。こちらは「特別な1日」さんのルポを待ちましょう。

◆◆大阪府民として聞き捨てならないのが、オスプレイの訓練を大阪が受け入れるニュース。維新の会の参院選目当てのスタンドプレイと思いますが、橋下大阪市長(維新共同代表)が沖縄で米軍への風俗活用進言で大失敗していますので、アメリカと自民党に取り入る格好のチャンスともとれます。ガレキの受入れとかオスプレイの受入れとか大阪府民の意見を聞かずに勝手なことを決める維新の会は、今さらながら危なっかしいと思います。参院選大阪府民、しっかり結果を出しましょう。以下日経朝刊より:

大阪でオスプレイ訓練受け入れ 維新・橋下氏ら言及も 官房長官と6日に会談


・・・・維新関係者によると、米軍基地の負担軽減策について意見交換し、米軍が沖縄に配備している垂直離着陸輸送機オスプレイの訓練の一部について大阪府内での受け入れに言及することも検討している。
 (6日の)会談には維新傘下の政治団体大阪維新の会」と政策協定を結んだ沖縄の地域政党「そうぞう」の下地幹朗代表も同席オスプレイの訓練受け入れ先としては国土交通省が設置管理者である八尾空港大阪府八尾市)などが候補に挙がっている。
 「橋下氏らは4月末に沖縄を訪問。そうぞうとの政策協定では米軍普天間基地の同県名護市辺野古への移設推進などを盛った。米軍基地を巡っては、橋下氏が在日米軍に風俗業の活用を進言。沖縄県内から批判が出ており、改めて基地問題に取り組む姿勢をアピールする狙いもあるとみられる。

さて先日、母が俳句の小冊子を持ってきて、写真の頁を開いて見せてくれました。
現代俳句の先生の結社に一時は属していた母は、その先生の提唱される写俳を父と組んでやっていました。
俳句に写真をつける、あるいは写真に俳句をつける、あるいは一見関係のない写真と俳句で別次元の何かが生れるという写俳です。
父は大阪の写真グループに属していて、その先生と俳句の先生がその写俳をやっておられた関係で一緒に旅行に出かけたり写俳展に作品をだしたりしていました。俳句の先生が一度病に倒れられてから、俳句教室が閉じられ、今は別の教室に通っています。結社の方は先生の娘さんが後を継がれて新しい俳句誌を出しておられ、母はそこに投句しているようです。今回、久しぶりに写真と俳句を出して、それが掲載されたから見てほしいというのでした。2冊届いたからと1冊をもらうことに。
その中に面白い句が載っていましたので移してみます。


それなりの夢はあります 冬苺


向き合えば影も向き合う 春隣


諦めてなお蛇口に光る春の水


春立てり 昨日と違う皿並べ


立ち話の話が合うて 春動く

                  
                         貞子                

母が俳句を始めたのは60歳になってからでした。何もしないで、このまま死んでは勿体ないと、すぐ近くにあった公民館の俳句教室に通い出したのが最初でした。あれから30年以上になります。同じものを見ても一句も浮かばない私はわが母ながら感心しています。
写真の花は、母が大事にしている八重咲きの十薬(ドクダミ)です。お友達から苗をもらったそうです。
昨日、庭の水撒きと草取りをしていて、”そうそう、コーヒータイムで話していた八重の十薬を写真に”と母の世話する庭の奥に行ってみました。ガラス戸越しに私が見えたのか、母が出てきて、「これ、これ! 撮ってやって、珍しいでしょ!」と。一重の十薬と混ざるようになって生えているので、引き抜けないし、そのままにしているとか。
PS:◆◆◆◆そして掲載されるべきはずのニュースについて。日本の新聞が取り上げないまた『恥ずかしい日本と日本人』です。
今朝の天木直人氏のブログからです:「上田人権人道大使の暴言事件を国民に知らせなければいけない」 

 5月21日、22日の2日間、ジュネーブで国連拷問禁止委員会の対日本政府報告書審査が開かれた。

 その会議の最終日の終了時間が近づいてきたころ、アフリカのモーリシャスの委員(元判事)が、「(日本の刑事司法は)『中世』さながらだ」と次のようにコメントしたという。
 すなわち、「弁護人に取調べの立会がない。そのような制度だと真実でないことを真実にして、公的記録に残るのではないか。誤った自白等が行われるのではないか。自白に頼りすぎる取り調べは中世の名残である。日本の刑事手続を国際水準に合わせる必要がある」と

 事件はこの後起きた。

 日本政府を代表して答弁した上田人権人道大使は次のように開き直ったという。

 「先ほど、『中世だ』という発言があったが、日本は世界一の人権先進国だ」と。

 さすがにそれは言い過ぎだと思ったのか、上田大使はあわてて、「人権先進国の一つだ」と言い直した。

 これに対して会場から苦笑が漏れた。

 それを察知した上田人権人道大使は、なんと、「笑うな。シャラップ!」と叫んだというのだ。

 会場全体がびっくりして、シーンとなったという。

 議長が慌てて、事態を収拾して終わったと言う。    (引用先:http://www.amakiblog.com/archives/2013/06/03/#002603

◎「国連拷問委員会 日本に勧告」というと、昨日取り上げた日経新聞では勧告したのは橋下徹大阪市長従軍慰安婦発言のみのように書いていました。この「事件」は、「自虐ネタ(?)」だから書けなかったのかも? 

■■同じく「青空学園だより」さんもこの”事件”を取り上げて、2日のブログ「これは「人間の国」か」を書いておられます:http://d.hatena.ne.jp/nankai/20130602(nankaiさんは「小池振一郎の弁護士日誌」を紹介されていますが、天木氏の記事もこの「日誌」に基づいているようです。この方はジュネーブでの会議を傍聴されていました)