金曜デモと沖縄名護市長「維新・無責任発言」批判

土曜日、恒例です。「特別な1日」さんの東京金曜デモの報告と、「青空学園だより」さんの関電前の報告を。お二人ともアベノミクスの三本目の矢の発表と同時の株安という問題から入っておられます。一部引用しながら:
◆「たのむぞ、おとな。:★0607 大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議!」
[http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20130607/1370615416

・この2週間で株は3000円以上の激落ち、円も103円から今日は95円、株式や為替の動きの激しさには驚くばかりだ。だがアベノミクス(笑)とか言っても、もともと実態経済は何も変わっていないのだから株も為替も元へ戻っていくのは、当たり前のことだ。この株や為替のゲリラ豪雨並みの激しい動きは金融緩和で市中にカネが回っている、なんてことは全然なくて(笑)、余ったカネが行先もないまま株などに回っているだけ、ってことだろう。


原発問題の本質はもちろん『命が大事』だし、『誰かを傷つけなければ存在できない社会システムはやめろ』ということだけど、ボクはそれだけでは多くの人に言葉は届かないと思う。多くの人は日々の生活に追われているわけだし、そこいら辺を説得できる物言いをしなければダメだ、と最近強く感じるようになった。そのためには、カネの面からも原発は損だということをはっきりさせること、多くの人に通じる物言いをさらに工夫していくこと、が必要だと思っています。


◆「 関電前金曜行動にて」http://d.hatena.ne.jp/nankai/20130607

[アベノミクスがこんなに早く破綻しはじめるとは,こちらの考えていたよりも急である.また,アメリカの株価も下落を続けている.経済の法則は厳格である.購買力を減じながら紙幣を印刷し続けるのが,日米の経済政策である.実際のところ,新自由主義にはもはやそれしかないのだ.そしてそれは崩壊への道である.歴史は,日本とアメリカの旧体制が心中する方向に,一気に進んでいる.

こんなときこそ,焦らずあわてず油断せず,でいくしかない.歴史は,いかに紆余曲折を経ても,その段階において,到達すべき所に必ず到達する.現代についていえば,経済から人間への転換は不可避であり,人間原理が息づき,いのちと言葉が輝きをとりもどす,そのときは必ず来る.これは私の革命的楽観主義である.関電前で声をあわせていると,この楽観主義も,決して独りよがりの強がりではないと納得する.

◎お二人の報告を読ませていただいていつも感じるのは、行動している方たちの地に足のついた楽観主義です。
 この国のマスメディアの報道するところとは別のところで、深く静かな強い流れが起きている・・・のが感じられます。
◎昨日は、学生時代のサークルの同窓会が尼崎でありました。夫との出会いがこのサークルでしたので二人で出かけました。企画した方たちが準備された名簿によりますと昭和37年から43年までの卒業生が27名集まりました。
全員が近況報告をしたのですが、最年長の方たちのなかに広島の原爆でお兄さんを亡くした方のお話がありました。思いがけないところで、戦後の子ども時代や思春期、青年期と昭和史が重なるような皆さんのお話でした。

◆◆金曜日(7日)の日経朝刊から小さな記事ですので全文を:

「無責任な発言」名護市長が批判 配備全面見直し要求


 米軍普天間基地(沖縄宜野湾市)の移設先とされる沖縄県名護市の稲嶺進市長は6日の記者会見で、日本維新の会橋下徹共同代表(大阪市長)が在日米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイの一部訓練を八尾空港大阪府八尾市)で受け入れる構想を安倍晋三首相に提案したことに、「地元が反対しているのに、無責任な発言だ」と批判した。
 同時に「我々はオスプレイの配備そのものに反対している。白紙に戻してほしい」と、全面的な配備見直しを求めた。

◎今朝の「あさパラ!」でもどなたかがこの問題で「沖縄の人は危険なオスプレイを本土で引き受けてほしいと思っているわけではない」と。『アメリカで危険だと言われているのなら、日本の沖縄でも危険じゃないか』という当たり前のことを言っているのが橋下さんたちには分らないようです。
「沖縄の負担軽減」と言いつつ、本土の沖縄化を図る「提案」は、日本全体をアメリカ軍に差し出すのも同然。今朝のコーヒータイムでは母が「大阪の人が選んだのが間違いやね〜。あれ(八尾空港問題)はヒドイ、順序が逆」と。