ゼラニュームと「全日本おばちゃん党」

昨日届いた「市民の意見30の会・東京」の「市民の意見」という会誌のなかに「全日本おばちゃん党結党!」という記事がありました。
谷口真由美さんという方が2頁にわたって書いています。谷口真由美さんは、<大阪市生まれ。博士=国際公共政策:大阪大学。専門は国際人権法、ジェンダー法、憲法大阪国際大学准教授。シャレで作った団体「全日本おばちゃん党」代表代行>。
一部引用してみます:

 それは昨年9月のことだった。ふとテレビをつけると、民主党の代表選と自民党の総裁選が繰り広げられ、連日その様子が映し出されていた。また、同じころ大阪では維新の会が、次の総選挙に向けて公約となる「維新八策」を発表していた。さらに、尖閣諸島をめぐる中国や台湾との外交問題もますます拡大しつつあった。どこもかしこも、「オッサン一色」。スズメ(茶)にハト(灰)にカラス(黒)の色の衣装を身にまとい、勇ましいことばかりを叫び、お互いを罵り合い、挙句の果てに矛先は弱者に向かう。思わず画面に向かって「なんやねん、これ。どこを見てもオッサンばっかりやんか!」と叫んでしまった。


 なんともウンザリ、ガッカリしたとき、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)のフェイスブックに思わず冗談で呟いた。「オッサン政治劇場、もう飽きた。おばちゃん党でも作ったろか(笑)」と。その私の冗談に、とりわけ女性の友人たちが「ええやん」「そうやで」「ほんまや」とワーッと賛同してくれたことから、そのままの勢いでその日のうちにフェイスブック内に「全日本おばちゃん党(ALL JAPAN Obachan Party:AJOP・エージョップ)というグループを立ち上げた。性自認が女性というだけが「党員」になる条件だ。 

「8%しかいない女性議員比率は異常であるにもかかわらず、この異常さに気付かない人が意外に多い。この気持ち悪さに気が付くこと、そして難しいことにも正面から向き合って、シャレやユーモアでツッコミを入れるということで、おばちゃん全体の底上げをはかりたいと考えている」そうです。

◎どこかでこういうのが出来ていても…と思っていたら、やっぱり大阪のオバちゃんが作っていました。
「大阪のオバちゃんはアメちゃん(飴玉)を必ずバッグに入れている」(自分が食べるためというよりヒトに配るため=私も常備するよう気を付けています)と言われていますが、政治にも強いのが大阪のオバちゃんです。

おばちゃんの政治参加が世界を救う!




おばちゃん党はっさく



前文



おばちゃんは、政治のことを自分たちのこととしてとらえ、日本の未来を真剣に考えています。
おばちゃんは、自分だけが幸せ、自分だけが安全、自分だけがよい生活は、いやです。
おばちゃんは、全世界の幸せな未来を考えています。ゆくゆくは、全世界おばちゃん党を目指します!


その1

うちの子もよその子も戦争には出さん!

その2

税金はあるとこから取ってや。けど、ちゃんと使うなら、ケチらへんわ。

その3

地震津波で大変な人には、生活立て直すために予算使ってな。ほかのことに使ったら許さへんで!

その4

将来にわたって始末できない核のごみはいらん。放射能を子どもに浴びさせたくないからや。

その5

子育てや介護をみんなで助け合っていきたいねん。そんな仕組み、しっかり作ってや。

その6

働くもんを大切にしいや!働きたい人にはあんじょうしてやって。

その7

力の弱いもん、声が小さいもんが大切にされる社会がええねん。

その8

だからおばちゃんの目を政治に生かしてや!    (引用元:http://tamutamu2011.kuronowish.com/obatyantou.htm

「今年3月には「東京場所」を開催し「腹太の方針」も発表した。これもあちらこちらで「ウケて」いる。ようやく、おばちゃんが政治を語る時代がきたのだと。また、オッサン政治に愛のあるツッコミも行っている。
5月の初旬は、「『女性手帳』導入案に関する声明」、日本維新の会・橋下共同体表の従軍慰安婦・在日沖縄米軍性風俗活用発言の抜粋を「橋下さん、翻訳こんにゃく食べてって〜プロジェクト」と称し、各国語に翻訳した。」
「3年後には『全世界おばちゃんサミット』を大阪で開催する予定である。愛と勇気とおばちゃんが、これからの世界を変えるのである」と結んでいます。

トップのバラはピエールドロンサールの2番花。赤い花たちはゼラニューム。一重のピンクは丈夫で冬越しも外で。
下左の青い花はボリジ。右の紫はミニのペチュニア