”安倍首相応援団”のようなレギュラーメンバーが揃う「たかじんのそこまで言って委員会」で、「安倍総理生みの親」的な亡き三宅久之氏の後釜に座ったのは俳優の津川雅彦氏。「右翼的」発言を堂々と電波に乗せて話が出来るのが嬉しくて仕方がないという感じでお喋りをされています。中でも気になるのが「サヨク=左翼」とか「サヨクの連中」という決めつけ発言のレッテル貼りです。マトモな議論の前に差別意識丸出しですし、聞きづらいことこの上なしです。でも、津川さんのは、まだ「偏向番組」のうわさ高いこの番組の中での一タレントさんの発言ですが、同じレベルの発言を一国の首相がツイッターで呟いて、それが事実に反していたというのですから、もうお話になりません。上がこうだから、下も下です。復興庁のお役人も個人名を出して「サヨク」発言です。 (左の写真はオリーブの花、右はムシトリ撫子、下はクレマチス)
復興庁幹部、暴言ツィート 処分を検討
・・・不適切なつぶやきをくり返していたのは、水野靖久復興庁参事官(45)。総務省出身のキャリア官僚で、千葉県船橋市副市長を経て昨年8月に復興庁に出向した。現在は東電福島第1原発事故の被災者支援を担当している。
水野参事官のツィッターは既に閉鎖されているが、インタネット上の別サイトでは転載されたとみられる内容が閲覧できる。昨年8月に復興庁に出向した当初は本名で書き込みをしていたが、昨年10月からは「ninja rider」を名乗り、自らを国家公務員と明かしていた。
同サイトによると、福島に出張した昨年11月には「田舎の町議会を見て、余りのアレ具合に吹き出しそう」。放射線被ばくを考える市民団体の集会に出席した今年3月には、「左翼のクソどもから罵声を浴びせられる集会に出席。感じるのは相手の知性の欠如に対する哀れみ」とつぶやいた。 水野参事官は国会議員から国会での質問通告を受けて、大臣などの答弁を作成する立場。議員からの通告についても「被弾なう」「面倒」「某党代表の見識を問う」などと投稿。特定の議員を「ドラえもん似」とも記していた。また「懸案が一つ解決。正確に言うと、白黒つけずに曖昧なままにしておくことに関係者が同意しただけ」「今日の最も重要なお仕事は某党本部の冷蔵庫に缶ビールを補充する」などとつぶやいた。(日経13日夕刊)
今日の朝刊の関連記事では「谷公一復興副大臣は13日午後に記者会見し、陳謝した。また水野参事官を13日付で被災者支援の担当から外した。投稿内容が国家公務員法に抵触しているかどうか精査し、正式な処分は『できるかぎり早期に判断する』と述べた。」
「公僕」なんて言葉は全くの死語。高給取りの官僚が国民や被災者や国会議員をバカにして仕事中にツィッターに投稿する姿は「世も末」を表しています。同じことが一国の総理大臣である安倍晋三氏にも…情けないです。
「日本がアブナイ!」さんの昨日「安倍がfbで左翼批判&来週も原発セールスに+昭恵夫人も懸念する上関原発建設」(http://mewrun7.exblog.jp/20646688/)から:
まずは、6月9日(日)の記述を・・・。<この日、安倍首相は都議候補の応援のため、渋谷で街頭演説を行なった。>
『渋谷には本当に沢山の皆さんが集まって頂き感激しました。聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて、マイクと太鼓で憎しみ込めて(笑)がなって一生懸命演説妨害してましたが、かえってみんなファイトが湧いて盛り上がりました。ありがとう。前の方にいた子供に「うるさい」と一喝されてました。立派。彼らは恥ずかしい大人の代表たちでした。』
これが、いわゆるネトウヨやら、しょ〜もないウヨ議員が書いたSNSの文であるとか。(維新ゾンビのツイッターとかね。^^;)
安倍氏が超保守仲間との飲食の席でor個人的なメールなどで、何かにつけてムカつく&大嫌いな「サヨク」の悪口を言っていたとかいうのなら、まだわかるけど。
安倍首相は、一般公開している(=国民の誰もが見ることができる)facebookで、堂々と「聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて、マイクと太鼓で憎しみ込めて(笑)がなって一生懸命演説妨害してました」なんてことを平気で書いたりしちゃうような人なのだ。(-"-)
<ちなみに、この「太鼓」という記述にも着目している人がいる。ウヨの間では、「太鼓」→「朝鮮太鼓」→「在日の反日活動」というイメージが定着しているようで。安倍首相は、在日朝鮮人などの活動家が、「朝鮮太鼓」を使って自分の演説の妨害活動を行なったということを暗にアピールしたくて、わざわざこれを記したと見ているようだ。>
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mewは、一国の首相が、自分と思想の合わない人たちを侮蔑的に茶化すような記述を公の場で行なうことは、極めて思慮に欠ける&首相としてふさわしくない非常識で問題のある行為だと思うし。
自国の首相がこのような表現を行なうことを本当に恥ずかしく、哀しく、腹立たしく思うです。_(。。)_
それに首相自らがこういう表現を用いることが、ヘイトスピーチを助長することにもつながるのではないかと思うし。<コメント欄のヒドイ記述や表現を見ると、尚更にそう思う。>
こんなことやってるから、欧米のメディアや議会の調査局から、『安倍首相は「右翼」「国粋主義者」「民族主義」だ』などと評されるちゃうし。国連からは『日本はヘイトスピーチをコントロールしていない』と勧告されちゃうんだよね。(-"-)
ところが、この「演説妨害していた左翼の人たち」というのは実は自民党のTPPに反対する人たちだったとか:
しかも、安倍首相が「演説妨害をしたサヨク」だと思った人たちは、実は「TPP反対」の活動を行なっていた保守系の人たちもはいっていた可能性があるとのこと。(・o・)
<コメント欄に自民党の選挙カーが来たのと同じ場所&時間帯に、TPP反対の集会が開かれていたという話が出ていた。また、その集会参加者の一部は日章旗を持っていたとか。^^;>
(別のブログでは、この後安倍総理のツイッターで一時削除され、その後、訂正が入ったとかという記事を読んだのですが、見失って紹介できません。)
◎上が上なら、下も下。この国の権力の座についている人たちの意識の程度が知れます。日本人の人間性のレベルが低下しています。長年の文部省や文科省の「教育」の結果(成果?)でしょうか。でも、教育も社会そのものの縮図とすれば、日本の社会がこうなってしまっているんですね。◎昨日のニュースでは、人間には生まれながらに弱い立場の人に同情する気持ちがあるとする研究成果の発表がありました。生後10か月の赤ちゃんが2つの図形が現れるアニメーションを見た後、75%以上の割合で攻撃された側の図形の模型を手にするそうです。研究チームでは、弱い立場の方に同情する気持ちが表れた結果だと推測しているそうです。優しい気持ちが、すくすく育つような社会にしないと・・・ (青い花はメドウセージ、白い花はアナベル、赤い花はミニ薔薇)