「みんな楽しくHappy♡がいい♪2011年3月11日。その後私は変わりました。」さんが、このところ連日<第38回全国公害被害者総行動デー [東京電力・政府合同交渉]2013年6月6日>の内容を記事にしておられます。
動画を文字に移し替える作業ですが、お陰様でその内容をこうやって知ることが出来ます。その根気のいる作業に取り組む原動力について、こう書いておられます:樽川さんの訴え、農業の訴え、避難された方の訴えを初めて聞いた時には、身体の奥の方からズーンと大きな塊が湧きあがり、そして涙がこみ上げてくるのを止められませんでした。この様に市民が必死で頑張っている姿は一切テレビは報じないので、文字に起こして、今こんなことが起こっているのだという事を少しでも多くの日本人に拡散したいと思って、ブログにする事にしました。
◆それらの一部を引用してみます。
「俺らはわかってる。だから私は食べない」
「自分の子供に食べさせたいと思わないでしょ?」「風評じゃない!根にも葉にもある」
農家の想いっていうのをよーく考えてみてください。
私たちは作物を生産して、
安心安全なものを自分でも食べて、消費者の方にも販売して、
そういう収穫の喜びが今はないんです。
福島県のものは県外のものに比べたら、本当に値段も安いですから、
それを承知しながら作って、
損害賠償を貰って、
農家に何の活力がありますか!?
あとひとつ言っておく事があるんですけれども、
福島県は農作物は出荷の前に全部検査しないと出荷できません。
今は100ベクレル以下っていう事になっていますけれども、
農家は、計測している私は分かりますよ、これが何ベクレルあるって。
放射能は、要は100ベクレル以下だったら出荷できる訳ですから、
私は食べませんよ。
買って食べている人は、「放射能は無い」と思って買って食ってるっぺ。
どうなのよ。
俺らはわかってるんだよ。
罪の意識があるんだ、作ってたって。
自分は食わねぇけど、他人に食わせてるの。
どう思いますか?ちょっと答えて下さい。
あなたもね、西田さんもおっしゃったあなたに聞きたい、それから文科省のあなたにも聞きたいが、
自分の子どもに、たとえば10ベクレルから、100ベクレルよりもはるかに低いんだから、
「OKだよ」って言われて、それをすすんで食べさせたいと思いますか?
食べたいと自分でも思います?
じゃあ、食べるんですか?
「私は進んで食べる」!!!
あぁ、犠牲的な精神でとてもいい。
でも子どもには食べさせないでしょ?
それが実体でしょ?
西田さんは私と同じか、ま、私と似たような歳ごろだから、
「もうしょうがないや役目だから死んでみせよう」というのがあるかもしれないが、
自分の子どもにはそれを食べさせたいと思わないでしょ?
放射能ってそういうものですよ。
須藤さんも呑気にそこに座って見せているけれど、
自分の子どもには食わせたい、そこに住ませたいとは思わないでしょ?
いまのことについていいですか?
「風評」「風評」って言うけどね、風評じゃないんですよ。
いいですか!
風評っていうのは「根も葉もない」ことなんです。
根にも葉にもあるの!
わかる?
農家は農地を汚染されて何1000ベクレルって、
私測っています。全部あるんです。それ持っていってくれよ!そういうなら。
「風評被害」って言うんだったら。
全部持ってってくれ!
儲かっていないから言うんじゃないんだよ、
分かるよね、いつも言ってるよね須藤さん。
そういうものなの、それを賠償されてるって言ってるでしょ?
賠償されないのは何だ?って、西田さんになんか言ってみればいいじゃないですか。
されないんですよ。
売れないものがいっぱいあるんです。
指導してますか?
須藤さん指導してよ、ちゃんとやってよ。
指導してないんでしょ。
そういうものです。 (全文はコチラでhttp://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3038.html)
◆もう一つ紹介したい記事は、まず下の共同通信の記事から:
父親の遺影を前に記者会見する樽川和也さん=5日午後、東京都千代田区
「心は晴れません」。
東京電力福島第1原発事故後に父親が自殺し、
東電と賠償で和解した次男樽川和也さん(37)=福島県須賀川市=が5日、
都内で記者会見し、東電が謝罪に応じていないことを明らかにした。
弁護団によると、キャベツ栽培をしていた父親の久志さん=当時(64)=は、
出荷制限の連絡を受けた翌日の2011年3月24日に自殺。
東電は裁判外紛争解決手続きで自殺との因果関係を認め、
慰謝料や葬儀費用を支払う和解に応じたが、
謝罪は「容赦いただきたい」と書面で拒否したという。
会見で樽川さんは「会社として線香を上げてもらわないと、和解しても心が晴れない」と訴えた。
◆この樽川さんの訴えです:
「原発事故による死者はいない」と言わせないため申し立てをしました6/6
樽川さんと謝罪しない東電
福島県須賀川市の樽川です。
昨日和解の記者会見を行いましたけれども、
私は金が欲しくて申し立てを行ったのではないです。
これはハッキリ言っておきます。
「原発事故による死者はいない」と言わせないため、
そして脱原発のため、
そして樽川家に対し謝罪をさせるために申し立てを行いました。
農作物に対する謝罪文と、
人の命に対する謝罪文が一緒になのはどういうことなの!?
「大変ご心配とご迷惑をおかけしております」???
人が死んでるんだから、分かってんの?
責任を認めた以上、会社としてなんでちゃんと謝罪しないの?
うちは謝罪してもらってないからね、まだ。
壇上の人らはよく想像してみて。
俺はね、かあちゃんと二人で
ロープにぶらさがっているおやじをおろしたんだよ、二人で。
あんたらの家族はどうなってるの?
自分でやったと思ってみな!俺は毎日農作業してても一日も頭から離れないんだよ!!!
なんで謝罪しないんだ。
金が欲しくてやってんじゃねぇんだよ。
東京電力の須藤さんはうちに来て、
「会社としては線香をあげる」って言わなかったんだから、
「これは個人として線香をあげるから」って言っていったんだぜ。
責任認めたんだから、今度は会社としてちゃんと謝罪したらどうなの!
答えてくれ。(全文はコチラで:http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3044.html)
ぜひ東電の須藤さんという方とのやり取りを読んでみてください。
なんともやりきれないのは、国の方針が、全く原発事故を無かったことにして、あろうことか総理大臣自ら原発を外国に売り込みに出かけている現状にあります。その陰で、見捨て去られていく個人が、こうやって勇気を振り絞って闘っている現場です。こういうのを知ると、大阪にいても出来ることをできるだけ頑張ってやらなければと改めて思います。コチラも是非:「事故後卵巣に腫瘍ができました、それにセシウムが入っていたら責任を取ってくれますか!」(http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3043.html)
最初の農家の方の訴えには文科省の若い女性が答えています。こういう場面での女性の起用について、私は何となく素直に取ることが出来ません。最近では東電の説明役にも若い女性が起用されています。訴えに対して、はぐらかしたり賺(すか)したり宥(なだ)めたりの意図があるような気がしてなりません。それとも責任ある回答の出来る立場の女性なんでしょうか・・・ (写真は木立性ベゴニアのツボミ)