夏休みを前にして・・・借りた本

◎麻生氏の件、「撤回」で一件落着、その代り、対米従属に勤(いそ)しむだろうという、今日の天木氏のブログ「麻生失言で決定的となった日本の対米従属」(http://www.amakiblog.com/archives/2013/08/02/#002662)、その通りになりそうですが、もし、こうなれば、安倍政権にとって「国際的な問題=アメリカの問題」ということにもなります。日本が世界をどう認識しているかが問われる問題です。
◎そして、今日の「生き生き箕面通信」さんの「安倍首相が集団的自衛権の行使へ向けて具体的に動き出しました」では、
今朝の読売新聞一面トップのスクープ「法制局長官を、集団的自衛権の解釈見直しに積極的な小松一郎・駐仏大使をパリから呼び戻し、現在の山本庸幸にすげ替えることにした」という記事を取り上げて、安倍政権のアブナイ目論見について。< 第一次安倍内閣の当時、解釈変更について山本氏は、「必要なら、憲法改正をするのが筋。解釈見直しは法秩序の崩壊だ」と、強く抵抗しました
これは、必読の記事です。ぜひ、ブログを訪ねて読んでみてください。安倍政権は、麻生氏がわざわざナチスに見倣ってと口にしなくても、着々と、解釈改憲で、自衛隊のままで世界のどこへでもアメリカについて行って戦争する気でいるようです。
なぜ戦争したいのか? それは、「三菱重工をはじめ、東芝、日立などの電機、トヨタ、日産などの自動車も、防衛予算の甘い汁を吸い続けて、その麻薬に侵されつつあります。アメリカと同様、産軍複合体が経済態勢の中に深く根を下ろしつつあります。」:全部コピーしかねません、ぜひ「生き生き」さんのコチラで!http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/e4672a47b7b085476704ce5ce3f16747

●●さて、水曜日のヨガは、8月のお休み前の最後のヨガで、毎年、近くのお店で皆でランチです。
今回も、メンバーの一人の方のおススメで、駅向こうの住宅街にあるお店に、ヨガの後、先生の一声で集まることに。
全員参加とはならなかったのですが、初めてのお店へ。
歩いてすぐの、本当に住宅街の中の普通の住宅の入り口にお店の看板が立っていました。
お庭も入口(勝手口)もそのまま、中は少し手を加えた感じがかえってアトホームな感じで心地よい。
ドアを開けたところは、カウンター席になって奥がキッチン。手作り作品も飾ってあります。
続いてリビングだったところには、隅っこにピアノがあり、大きなテーブルが幾つか置いてあって、一番奥に私たちが座ることに。
飾り棚には絵が飾られて、棚の下には昔ながらの大きなスピーカーもあります。

ランチのメニューは2種類だけ。
ロールキャベツは2人分だけで後はトリか豚の肉料理。前菜のような盛り合わせが手が込んで美味しかったです。
食後にチーズスフレとホットコーヒーを注文。皆さんもそれぞれ各自注文してテーブルの半分づつくらいで話が盛り上がっていました。
ところで私は、この前日、先生にメールを一本。
「お借りしている本の上巻が明日までに読み終わりそうなので、下巻を持ってきてください、9月まで待てません!」とお願いしました。
入口の所で出会った先生から、「はい、下巻!」と渡された時に、少し本のことについてお話しました。

海賊とよばれた男 上

海賊とよばれた男 上

本屋大賞」受賞の「海賊とよばれた男」を、先週のヨガの時に貸していただきました。「いつも借りてばかりだから…」と言って、「岸恵子は?」に、そちらは遠慮、「海賊」の方を貸していただくことに。
読み出すまでに少し時間がかかりましたが、読み始めると、これが面白くて、止まりません。
石油元売会社「出光興産」の創業者・出光佐三(いでみつ・さぞう)と、1953年(昭和28年)にイランから石油を輸入した「日章丸事件」をモデルとした小説です。
明治生まれの国岡鐵造(出光佐三)の常人離れした胆力と臥薪嘗胆の努力にも感心しますが、人との出会いの幸運にも驚きます。出逢いを生かすのも本人次第ですが、「士魂商才」の鐵造に惚れ込む男たちもそれぞれ”士魂”の人物です。大正、昭和と、日本の経済史のおさらいみたいな感じです。そして、石油を巡ってのアメリカとの攻防。大東亜戦争に突入。敗戦までが上巻です。
先生とは、「英米の石油独占の密約! 20年間も、ヒドイね〜」と私。私より若い先生のOさんは、「アメリカはひどいよね〜、今も一緒じゃない!」「TPPもそうよね」「日本郵政アフラック、よくやるね〜。狙われている、ず〜と。孫崎さん(戦後史の正体)が言ってた通り!」。
ヨガ教室、スタート前の本の受け渡しの短い時間で、興奮気味の二人の会話でした。
下巻は、戦後、「巨大国際石油資本"メジャー"に日系石油会社は次々と蹂躙される。一方、世界一のアングロ・イラニアン社(現BP=ブリティッシュ・ペトロリアム)に支配されていたイランは、国有化を宣言。その結果、国際的に孤立、経済封鎖で追いつめられる」。その姿に日本を重ねた国岡は、1953年春、極秘裏に「日章丸」をイランに向かわせる・・・
下巻確保で、暑い8月を乗り切ろうと思っています。