「ネバダ州にいて、ネパールやアフガニスタンの人を無人機で爆撃する・・・・」

日本の敗戦記念日の8月15日、アメリカでは無人兵器の展示会が開催されました。

米で無人兵器展示会 高い関心、抗議活動も
2013.8.15 17:22 [米国]


 無人型の軍用兵器を集めた大規模な展示会が米ワシントンで13〜15日の日程で開催された。各国の軍事関係者らが数多く詰め掛け、関心の高さを示した。一方、米主要メディアによると、会場周辺では無人兵器に反対する人々が抗議活動をした。


 展示会には米国の大手兵器メーカーなど550以上の企業や研究機関が参加。遠隔操作で戦闘させる小型ロボットや武器のほか、監視カメラを搭載した無人機やボートなどが出展された。


 無人機は、兵士を危険にさらすことなく攻撃ができるため、世界各国で導入や開発の動きが熱を帯びている。


 一方、米国がパキスタンで過激派掃討作戦に使用している無人機攻撃では民間人に多くの被害が出ている上、将来的に自己完結型の殺人ロボット兵器の導入につながりかねないとの懸念も広がっている。



 日本政府は年末に策定する長期的な防衛力整備の指針「新防衛計画の大綱」に、警戒監視態勢を強化するため攻撃力を持たない無人偵察機の導入を明記する方向で調整している

(共同)  (コピー元:http://sankei.jp.msn.com/world/news/130815/amr13081517230007-n1.htm

◇以前、「あきつ・あんてな」さんで見つけた記事(6月10日)をいつか紹介したいと思いつつ機会を逃していました。
丁度いい機会なので、コチラの記事もコピーです。
居ながらにして海外の敵と「戦争」して人を殺し、日常生活に戻る時代になっているということです。 
タイトルは、米軍無人爆撃機ドローン・・・こんな戦争って & 市民監視プグラム 暴露した元CIA」となっていて、あのスノーデン氏の暴露問題につながっている記事なんですが、前半を取り上げたいと思っています。(全文はコチラ:http://d.hatena.ne.jp/amadamu/20130610/1370856584
ラジオ番組からだそうです:

アメリカでまた発覚。政府が電話やSNSを大規模監視」「ドローンが変えたアメリカ軍の戦い方」「『あなたが殺害した人数は推計1626人です』と賞賛?」北丸雄二・NY在住ジャーナリスト (12:24)http://podcast.tbsradio.jp/dc/files/clip20130607.mp3 … #TBS954 #daycatch


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簡単な文字起こしが、ここにあります。

現代の戦争はすでにゲームの世界。

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http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130608/p6

無人機で民間人の誤爆が多い、という理由を聞かれて)


わかんないですもん、だってコンピュータのように画面から見てどこにだれがいる、だれかが棒を持っているか、バズーカ砲を運んでいるみたいだ、ぐらいはわかるんですが、サーモグラフみたいなものでみるだけなんですからね。 


―(司会)ということはですね、アメリカ本土にいて、無人攻撃機を操作するオフィスがあって、そこに車で乗り付けて、ようこんにちわ、今度は交代だよって、そこのいすに座ってそれでまた無人の操作をするって攻撃するっていうような、そういうイメージなんですかね。 


それがクリップさん(?よく聞き取れず)なんですけどおとついですね、NBCって放送局がブランドン・ブライアントさんという27歳の・・・2006年から2011年で5年間 このドローン機・・・無人機の操作をやっていた青年のインタビューを放送したんですね。もう引退したんですけど。


彼はこういってるんですよ


無人機を操作していても飛行機が旋回するG(注・重力でしょう)を感じることは無い
エンジンの騒音も聞こえない
コンピュータが低くうなる音だけだ
それは戦場にいる感覚とは全く違う
その一方でドローンから送られてくるイメージ…画面の鮮明さはすごく本物、現実的です
 

みんなドローン攻撃は遠くへ向けって撃つ迫撃砲の攻撃のようなものだろう、というけれど

それも違う

砲兵隊は自分たちの砲撃の結果をみないだろう

でもぼくは全部見るんだ・・・って言うんですよ


ネバダの基地から地球の裏側のアフガンで、道を歩いている3人の標的へ向けてミサイルを2発撃ったことがあるんですって

コンピュータースクリーンにはサーモグラフの映像が映っているんですが

そこに熱い血が広がっていくのが見えた

一人の男は前に行こうとしている、でも右足がなくなっている。そして倒れる
血(の熱をモニターが感知した赤い色)が広がり…でもそれは地面と同じように冷えていく
赤い熱の色が、地面の緑の色とおんなじになる


今でもこうして目をつぶれば、僕にはコンピュータスクリーンの小さなピクセルの一つ一つが今でも見える
彼らが実際に殺害すべきタリバンのメンバーだったのかはいまも分からない


―(司会)うわー…。そうか、画面だけを見て…コンピュータ操作をして爆撃しているわけなんですね。


最初はね、テレビゲームの感覚なんですがそのうちなんていうのかな、命へのリスペクト、敬意を失っていくことに気づいていくんですね、 で、

退任するときに司令官が彼に紙を渡したんですって。「お疲れさん、よくやった」と

そこにですね

あなたが関係した作戦で殺害された人数は1626人」って書いてあった


これねえ……


以下略

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ネバダ州にいて、ネパールやアフガニスタンの人を無人機で爆撃する・・・・

血も凍るような話です。

それがすでに、少なくともこの話によれば2006年から実行されている。


そして、この退役兵士もPTSDになったそうです

すぐ目の前で殺害したのと同じリアルさなんでしょう


アメリカという国は、しかしこういうことも明るみに出るし、対抗言説が出てくるところが良いところだと

これを取材したジャーナリストが言っていますが、それを差し引いてもひどい

いやいや・・・・原子炉をメルトダウンさせといて、政府東電新聞テレビ全部が結託して知らんぷりして被曝させている国の方がもっとひどいか・・・


いやー、いまtwitter 見てましたら、上のラジオで言っていた米政府の市民監視プログラムを暴露した元CIA職員の

ニュースが出てきました。顔をさらして、「怖くない」と。つまり、暗殺される恐れがあったわけです。

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http://www.afpbb.com/article/politics/2949423/10882447

<後略>

(写真はギボウシの白い花。昔から日本風の庭の夏の花で葉も美しい。最近はホスタと呼ばれてガーデニングでも使われている。下は芦原公園の東側の土手にある椿の大きな青いリンゴのような実、その名もリンゴツバキ。)

◎昨日に次いで紹介です:「カレイドスコープ」さんの記事:「ドイツのシミュレーションでは福島の汚染水で太平洋は終り」http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2309.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter)