秋たけなわと「二人の長官の献花の意味」(青山繫晴氏の解説)


10月も10日になるというのにこの暑さ・・・
先日、十三(じゅうそう)のお好み焼屋さんで
友人が箕面から来ましたと言ったら、
もう雪降ってんのとちゃいますか〜?なんて
久しぶりに”大阪のチベット箕面”ネタを聞きました。
「違いますよ〜箕面も暑い暑い、30度超えてますよ〜」と二人で。
ここのところ、台風がらみで蒸し暑さが加わって
昼も夜も暑くて秋冬物の出番はありません。

我が家は毎年お彼岸を境に衣替えをします。
マットや暖簾や布類を秋冬用の暖色に変えるのですが、
今年は10月1日の衣替えの日が過ぎても春夏ヴァージョンです。
こんなことは、ここ30年で初めてです。
いつになったら秋らしくなるのでしょう。
秋に咲く紫の花と秋の七草のひとつフジバカマ。
花には蜜を求める虫たちが沢山飛んで来ています。
カナブンやテントウムシ、黄色や白の蝶、シジミチョウ・・・など、
よっぽど美味しいのかカメラを物ともせず身体ごと花のなかに突っ込んでいます。
昨日の朝は、台風24号のため朝8時頃は大雨風でしたが、
ヨーガに出かける頃には雨も止んでいました。
帰る頃には、陽がさして青空も。
帰り道、サンデイ横の芦原公園に注ぐ小川沿いに、
白いユッカ蘭の花と、色づき始めた柿の実です。
◆さて、関西テレビ夕方の「アンカー」。10月からキャスターがヤマヒロさんからお菓子の好きな岡安キャスターにバトンタッチ。水曜日は青山繁晴氏の解説です。ハワイの米軍司令部を訪ねています。「安倍首相は右翼」という『誤解』についても民間の立場から一言という目的もあったようです。ところで、よみうりテレビの「たかじんのそこまで言って委員会」の常連メンバーさん達は、安倍さんを首相に担ぎ上げた生みの親でもあり、応援団でもファンクラブでもあるようで、マスメディアと政治家の怪しい関係です。先日の番組での金美齢さんの様子を見ていると、2度目の安倍政権も陰のお友達の支えが大きいのではないかと思ったりしています。そう意味では、青山氏も安倍首相や小野寺氏と直接話ができる立場ですので、この日の解説は興味があります。全体は書き起こしブログ「ぼやきくっくり」さんのコチラで:「アメリカの本音は? 中国の脅威と日米同盟、米軍司令部を青山直撃」(http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1453.html)。
◇今回の青山氏の解説の内容を「くっくり」さんのリードから:前半のキーワードは『パンダとドラゴン』。中国に対する見方について米軍は4つのタイプに分かれるが、主流はパンダ・ハガー、つまり親中派。  後半のキーワードは『長すぎる誤解』。なぜ米軍に親中派が多いのか。中韓の工作活動により安倍総理を「右翼」と信じ込む米国にどう対応すべきか。
◎私は、青山氏の長いお話の最後に、先日ブログトップに持ってきた写真が出ましたので、オヤオヤ!でした。
青山氏の話によると、このお二人の長官が無宗教の無名戦士の墓である千鳥ヶ淵戦没者墓苑で献花したことは、阿部政権になって日米同盟強化の結果だという受け止め方と、靖国神社に行くなという警告だという受け止め方があるが、明らかに「靖国に行くな」ということだそうです。アメリカでは政界だけでなく軍関係でも「安倍首相は右翼」だと思われているのだそうです。
そこで、青山氏が声を大にして言われるのは、日本は八百万(やおよろず)の神様を昔から崇拝してきたのであって、一神教キリスト教と違って、神道は宗教ではないということを主張すべきだ。「一神教アメリカが分からないままずーっと誤解してるから靖國問題についてもこういうことが残って、安倍さんが、私たちの総理大臣が右翼だって話になるんです」。「右翼」じゃないのなら「違うという発信」をするよう助言されたそうですが、そういう教育をしてこなかったので今の先生もそういうことは知らない。そこからやり直さなければならない。アメリカ人はあの戦争は日本人の宗教がやらせたと思っているが、戦争は議決を通して行ったもので宗教とは関係がなかった・・・とも。
青山氏が言えば言うほど、「通じないわね〜」と思います。そんな話、一部の人たち以外には日本人にだって通じないでしょう。そのあたりが安倍さんの応援団やファンクラブの人たちの分らない所なんだろうな〜と思いました。
人を人とも思わぬ命令で死に追いやられた人たち。特攻や玉砕が崇高な精神というのは後付けで、断末魔の戦争指導者が日本人の命を鉄砲の弾や一銭五厘召集令状の紙ほどの軽さにしか感じていなかった証しです。「宗教心」があの戦争を続けさせたとは戦勝国アメリカ人も思っていないと思います。(参照「アッツ島”玉砕”の真実」/8月8日の蛙ブログ)
青山さんの解説を聞いている限り、安倍首相の「右翼」問題で、同盟国アメリカの『誤解?』を解くことは出来ないだろうと思いました。安倍さんの方で、もし反省できなくて(実際、「右翼の軍国主義者」と呼んでもらっても構わないと言ってるくらいですから[ニューヨークの米保守系シンクタンク「ハドソン研究所」主催の会合で、安全保障政策をテーマに行った演説の中で])、「解らないアメリカの方が悪い」という取り巻きさんたちの助言を受け入れるようなら、青山さんが心配する安倍さんの『汚名』を晴らすことは出来ないということです。
先日紹介した「生き生き箕面通信」さんの記事の結びです:靖国神社の今年秋の例大祭は、10月17日から20日までの4日間です。安倍首相は靖国に参拝したいのでしょうが、アメリカの両長官の示した「お手本」はどう影響するでしょうか。
(庭の花の写真にはどれも昆虫が写っていますが分るでしょうか?)