雨の日の署名と夢物語

今日は朝から雨、ヨーガの日です。
原発事故子ども・被災者支援法の幅広い適用と具体的な施策の実施と賠償の時効問題の抜本的な解決を求める請願署名」の署名が一名分だけ残っているので、今日は誰かにしてもらおうと署名用紙を忘れないように持って出ました。
署名をする前にコピーを取ればよかったのですが、すでに署名をお願いしてしまってから気づいたので、今回は10名のみ。一次集約が10月末ですので、そろそろです。

今日ヨーガの後ランチに入ったお店は、大きなテーブルがなくて、分かれて座ることに。私たち4人のテーブルでは、Aさんが、「国会討論で共産党の質問を聞いていて面白かった」と、相変わらずお元気です。それを受けてBさんが、「与党が遣りたい放題の時は、シッカリした野党が必要だから共産党はもっと大きくなったらいいのよ」とキッパリ。
Nさんが続けて、「秘密保護法案が出されるんでしょ、あれは私たちには関係ないの?」 と。Bさんは、アメリカの例を出して、本来なら与党と野党が入れ替わることで、政府の秘密は秘密でなくなるんだけど、日本は自民党一党独裁が長かったので、これは国民も大いに責任があって、自民党を選び続けたせいで、秘密が秘密として残ってしまっている」と。一寸抽象的な言い方だと思ったので、私は、原発の話をしました。もし政府が福島の放射線量を国家の安全にかかわる秘密だと決めたら、放射線量を調べること、それを知ろうとすることは違反でしょ。それに、それが国家の秘密だということもわからないわけだから、国民としては健康にかかわる重大事だと思って調べることも禁じられる。高い水準で基準を設定して、国民の健康は犠牲にされても反対できなくなる場合も出てくるんじゃない?。Bさんは、すぐ、「そうそう、何を秘密にするかは議論してもらわないと困る。与党だけで勝手に決められては困るから、秘密保護法は国会できちんと議論してもらわないと困る」と、最後は4人で、”そうね”ということになりました。
85歳のNさんと、70歳手前の私、団塊の世代のOさんと、60歳になったばかりのYさんとで、孫や娘や息子の話、老後の話、夫(亡くした方が2人)の話、来し方生末、年金の話、などなどで2時ごろまで。
最後にNさんに「代表でお願い」と署名の趣旨をお話しして署名していただきました。その時、最近はブログで9条のことは書かないのと言われました。「朝日のあたる家」を一緒に見に行った時お願いして最初に署名をして下さったUさんが、「埋まった?」と隣のテーブルから声をかけてくれました。

ところで、今朝の「生き生き箕面通信」さんの記事は、<「脱原発」で首相・党代表経験者連合を――夢(?)の新党結成を望みます>というタイトルです。
内容は、「一見、豪華キャストによる新党立ち上げを夢見ています。小沢一郎小泉純一郎細川護熙鳩山由紀夫福島瑞穂村山富市の首相・党代表の各氏が「脱原発」の一点で手を組み、日本の未来を切り開く。別名「年寄り連合」という冷やかしも聞かれそうですが……。」というもの。
(全文はコチラで:http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/e54349735f993cb83fed4781952ddebd)
丁度、親戚同士の話し合いで、最後は脱原発の一票を「どこに? だれに?」という話になり、話が続かなくなってしまいましたので、私も「生き生き」さんの夢に乗っかりたいと思いました。
小泉元首相の脱原発に対する讀賣新聞の批判の一つに、「小泉氏にも原発推進の責任の一端がある」という指摘があります。それに対する小泉氏の反論は、先日のモーニングバードのボードで読んでみると、「過ちて改むるにはばかることなかれ」、「莫大な資金やエネルギーを循環型社会の建設に振り向ける方がやりがいがありがある」というものです。
ここでも「夢」が出てきます。原発推進に加担してきた私たちが、その罪滅ぼしもかねて、これからの世代のために、脱原発を実現して新しいエネルギーの新世界を作る、そのために余生を懸命に生きる…というのは素晴らしい生き方だと思います。そのためには脱原発を旗印に掲げる政党が必要です。老人パワーを未来を拓く夢のために生かせるなら、こんな素敵なことはありませんね。「年寄連合の新党結成」、何とか実現してほしい夢です。若い人たちからは老害だと迷惑がられるかもしれませんが、老いても夢は必要です。
(写真は、いつもヨーガに行く途中通る北向き地蔵のお地蔵さんと山からの水を利用した田圃。稲刈りが済んでカラスが落ち穂を拾っていました。このあたりで残る唯一の田になりました。薄紫の花はノジギク。青々とした葉っぱは彼岸花です。)
◎小泉氏の脱原発については、評価が分かれますね。私もまだ半信半疑です。先ほどおとなり日記に入ったブログを訪ねてみましたが、小泉氏についてでした。関心のある方はコチラで:http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20131021