「"全員帰還"修正」と「事故を起こした容疑者はこれまでより裕福になっている」

 ●昨日、5日、JR大阪駅北側の「新梅田シティ」に建設中だった巨大な緑の壁「希望の壁」が完成。発案者の安藤忠雄さんらが出席して披露式典が行われ、関西ローカルニュースでも紹介されました。高さ9m、全長78mで、総工費約4億円。ステンレス製の骨組みにプランターを900個設置。冬はサザンカや椿、春はツツジやフジなど、季節ごとにプランターの植栽を替える。今は骨組みが見えるが春には「花の壁」になるという。(読売夕刊)
右の写真は昨日の夕方のローカルニュースのテレビ画面から、梅田スカイビルと緑の壁。
◎ところで、我が家、今朝はパン食、デザートに、熟した”たかとろ柿”をスプーンで食べました。トロトロの天然の甘い美味しい柿デザートになっていました

●昨日の夕刊読売に出ていた「原発避難全員帰還見直し」のニュース、日経では今日の朝刊一面下に出ていました。線量の高い地域に強制帰還なんて人道上の大問題でしたから、見直しは当然ですが・・・日経の全文を移してみます。
それにしても線量が気になります。チェルノブイリ基準は「年間5ミリシーベルト以上は強制移住」でしたが(蛙ブログ8月30日「まやかしの除染より”強制移住を”」参照)。

「全員帰還」を修正 原発事故 政府が移住支援検討


 政府は東電福一原発の事故で避難した住民が自宅へ戻らず移住する場合の支援策を手厚くする検討に入った。これまでは住民の「全員帰還」を原則としてきたが、放射線量が高いままの地域の住民は地域外への移住を後押しする放射線量が下がらない現状を踏まえて政策を軌道修正する
 茂木俊充経産相が5日の参院経産委員会で「放射線量の関係で帰還が難しい地域では、多様な選択肢と必要な支援策を検討したい」と述べた。復興庁が10月に公表した調査では、福島県浪江町の避難者のうち「帰還しない」が38%、「判断がつかない」も38%だった
 具体的には避難者が引っ越し先で住宅を購入するときの賠償額を上積みする。従来は住宅の事故前の時価を補償していたが、古い家屋に住む人などから「地価の高い移住先で住宅が買えない」との不満が出ていた。

ところで、こんなトラックが兵庫県の豊岡から東京に向かって公道を走っているんですね〜!
おかきの播磨屋のトラックだそうですが、一寸見、右翼の街宣車ですよね〜。書いてあることにドキッとします。でも、よく考えてみると、こんな風に言われても仕方がないか…と思わないでもありませんが。(それにしても豊岡は不思議なところですね〜コウノトリだけでなくて野茂さんの球団もあるし・・・)
これは、カレイドスコープさんのブログで見つけました。
この写真に劣らず記事そのものもドキッとする内容です。
スリーマイル島原発事故のとき、大統領命によって設置された事故調査委員会で原因究明調査員を務めた略名、ボブという人」が書いた「福島の放射能汚染水漏れを誤魔化す安倍 Abe fiddles while Fukushima leaks(I, Cringely 2013年10月7日)」を紹介しています。

(管理人:ボブ(このブロガー)は、2012年5月24日に福島第一原発事故の深刻な余波と、次の巨大地震が不可避であることを予測し、それを警告しています。これが、その記事です。(日本語訳の記事は、カレイドスコープで書いています)
ポイントを抜粋すると以下の囲みになります。


ー途中からー


プラントから完全に燃料を取り出すには10年以上かかる。
(実際は、原子炉から燃料を取り出すことは不可能だと判明した)

その間に地震が起きる可能性は、つまりは100%なのだ。


核燃料が、そこから取り出される前に巨大地震が起これば、それは、世界的な環境の破滅的事態である。
その場合、多くの死を伴うだろう。

私が言った津波のわずか数時間後に原発はお陀仏になった。


東電と日本政府は、この事故の処理に、救いがたいほど最低の仕事をやってしまった。
彼らは、ほとんど管理できないままでいる。


むしろ、彼らは、正確に言えば、公衆衛生、公衆の安全、日本経済までも犠牲にして、この災害から利益を得ようと、日本を後援する仕組みを広げているのだ。(このリンクは管理人による)


その結果、この事故を起こした日本の容疑者たちは、これまでより裕福になっているのだ
一方で、実際の問題は何も解決されていないし、彼らはこの問題に真剣に取り組もうとさえしていないのだ。


私が、どのようにして、このことを知ったのか話をさせてほしい。


この二、三年、私は優れた水処理技術を持つ環境復旧作業の操業開始を勧めてきた。
私は、その会社の3%を保有している。


福島の原発事故が起きて数時間以内に、東電にこの技術を申し出たが東電からは返答はなかった。
日本大使館へも申し出たが、こちらも返答はなかった。


それで、東京のアメリカ大使館に申し出たところ、ここからは返答があった。
彼らは「最善を尽くします」と言ったものの、今でも、私のメールアドレスが彼らのメーリングリストにあるだけで、何も起こっていない。


一方、東電は、取り付け工事に数ヵ月も要しながら、稼働したのは1日にも満たなかったフランス製の汚染水処理装置のために2億ドル以上(当時の為替で約170億円)も費やしたのだ。

私が提案した装置は、稼働させるまでに要する時間がたった2週間、コストも200万ドルで済むというものだ


今日では処理する水の量が増えているので、200万ドルでは済まないだろうが、それでも、アレバに支払った億の桁より2桁低いコストで済む。


私は、20年以上、ほとんど毎日、日本でビジネスをしてきた。日本とは深いコンタクトを持ち、ビジネスがどのように展開されるのか、よく知っている。


それなのに、なぜ私のような男が、返答さえもらえないのだろうか。
それは、日本の産業が、金を儲けるのにあまりにも忙しいからだ

ー後略ー

これを受けて、カレイドスコープさんが書いておられます。その一部を:

「私は権力の頂点にいる」と国会で言い放ったこの男も、単なる操り人形であることをボブは悟ったようです。安倍が、コントロールできているのは、連日のマスコミ幹部との食事会が功を奏したのか、メディア・コントロールだけです。彼の言う「権力」とは、アメリカに寄生しているグローバル・エリートに言われるまま日本国民を犠牲にする権力のことを言っているのです。


福島第一原発事故は、除染事業に見るように、原子力ムラの金儲けのチャンスになっているのです
(ロスチャイルド財閥と深いつながりを持っている)フランスのアレバ社が売りつけた高額の汚染水処理システムは、最初からトラブル続きでまったく使えませんでした。アメリカ製のキュリオンも、同じように役立たず。フランスとアメリカの顔を立てるため、バックアップ用として、形だけは存続しているのです。結局、突貫工事でつくった日本製のシステムが福島第一原発で稼働しているのです


ボブは、日本の総理と原子力ムラの正体を見たのです。

IAEAは、国際コントロールの管理下に置かなれば、放射能汚染水の問題の解決はできない、と福島で再び活発な動きをしています。
チェルノブイリで犠牲者が大量に出た原因は、IAEAが乗り込んできて「安全宣言」してしまったことが原因です。


IAEAは、ただの民間の原子力機関です。
このロスチャイルドと深い関係のある機関は、原発を推進するためなら、なんだってやるのです。まさに死神そのものです。


なぜ、日本の原子力ムラが、この死神機関の言うとおりにしているのかというと、ボブの言う通り、「日本の企業が金儲けに忙しすぎる」からです。


安倍としては、2020年開催の東京オリンピックへ世間の注目を集めて、この災害を徹底的に封じ込めてしまいたいようですが、世界はそう甘くはないのです。

◎辛辣で時々信じられない「カレイドスコープ」さんの全文はコチラ:http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2454.html
(写真は我が家に咲く紫色の小花:シオン、ストレプトカーパス、下2枚はクジャクアスターの乱れ咲き)